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若田宇宙飛行士の活動状況(2014年3月 5日)
3月4日、若田宇宙飛行士は一日の初めに、「きぼう」日本実験棟のエアロック内のスライドテーブルの設定を変更する作業を行いました。
その後、若田宇宙飛行士は、リチャード・マストラキオ宇宙飛行士とともに、冷凍・冷蔵庫(Minus Eighty degree Celsius Laboratory Freezer for ISS: MELFI)を移動するのに備えて、「デスティニー」(米国実験棟)内の冷却配管に取り付けられている冷媒の流量調節機器の設置場所を変える作業を行いました。
また、ふたりはこの日の最後に、NASAが実施しているOcular Healthと呼ばれる眼の機能障害を調べる実験を行いました。この実験は、これまでISSに長期滞在した宇宙飛行士の間で視覚に変化が生じた事例が見られたことから、その根本的な原因を突き止めて対策を開発するために行われています。地上の専門医の支援を受けながら、マストラキオ宇宙飛行士は光干渉断層計とファンドスコープという機器を使用して、若田宇宙飛行士の眼の詳細画像を取得しました。
なお、「きぼう」では、マイケル・ホプキンス宇宙飛行士が、マランゴニ実験で使用していた供試体を流体物理実験装置から取り外す作業を行いました。新たなマランゴニ実験に備えて、今週後半に実験装置の準備が行われる予定です。これらの実験を通してマランゴニ対流について詳しく知ることで、流体の性質についての知識を深めるだけでなく、半導体材料の品質向上につながることなどが期待されています。
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