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JAXA宇宙飛行士によるISS長期滞在

若田宇宙飛行士の活動状況(2014年2月28日)

2月27日、若田宇宙飛行士は、リチャード・マストラキオ宇宙飛行士とともにドラゴン補給船運用3号機(SpX-3)の国際宇宙ステーション(ISS)への到着に向けて、SpX-3を把持してISSに結合させるためのISSのロボットアーム(Space Station Remote Manipulator: SSRMS)操作訓練を行いました。

ドラゴン補給船は、3月16日に米国フロリダ州ケープカナベラル空軍基地から打ち上げられる予定です。

写真

SPHERES-Slosh実験の様子(1月22日撮影)(出典:JAXA/NASA)

若田宇宙飛行士は、2月28日に実施するSPHERES-Sloshと呼ばれるNASAの実験に備え、実験の手順を確認しました。この実験では、ボーリングボールサイズの人工衛星2基を、液体を入れたタンクが搭載された金属製のフレームの両側に接続して液体の動きを観察するもので、ロケットの打上げに使用する燃料の効率的な消費や打上げ費用の低減につながることが期待されます。

また、概日リズムに関する研究(Circadian Rhythms)のため、センサを身につけ、36時間の計測を開始しました。

若田、マストラキオ、マイケル・ホプキンス宇宙飛行士の3人は、地上の米国の大学と交信イベントを行って学生からの質問に答えました。

「きぼう」日本実験棟の船外からは、2月25日から2月28日までの間、順次超小型衛星が放出されています。2月11日から15日に放出された超小型衛星16基と合わせ、最終的には合計33基が放出される予定です。

断りの無い限り、日時はISSでの時間(世界標準時(日本時間-9時間))です。

 
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