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若田宇宙飛行士、超小型衛星の放出準備やメダカ実験の準備を実施(2014年2月 7日)
2月6日、若田宇宙飛行士は、午前中は「きぼう」日本実験棟船内実験室内で、米国NanoRacks社の超小型衛星を放出する装置をセットアップする作業を行いました。
超小型衛星は、当初の計画では今週「きぼう」から放出される予定でしたが、先週、衛星の放出を制御する電子装置を取り付ける作業において問題が見つかったため、放出は延期されています。現在は、電子装置の取付け作業は終わっていますが、2月後半に種子島宇宙センターから打ち上げられる予定の全球降水観測(GPM)衛星の軌道と干渉しないことを確認するために、放出日について評価が行われています。
またこの日、若田宇宙飛行士は、NASAが実施するOcular Healthと呼ばれる眼の機能障害を調べる実験の一環で、自身の眼の詳細画像を取得しました。この実験は、これまでISSに長期滞在した半数近くの宇宙飛行士の間で、視覚に変化が生じた事例が見られたことから、その根本的な原因を調べて対策を開発するために行われています。
一日の最後に若田宇宙飛行士は、日本の「メダカにおける微小重力が破骨細胞に与える影響と重力感知機構の解析(Medaka Osteoclast2)」実験のために顕微鏡を設置する作業を行いました。この実験は、長期宇宙滞在による骨密度減少の原因を理解するために行われます。
なお、2月5日に到着したプログレス補給船(54P)のハッチがロシアのクルーによって開けられ、プログレス補給船(54P)で運ばれた物資をISSに移送する作業が開始されています。
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