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野口宇宙飛行士、ISSの機器のメンテナンス作業などを継続(2010年2月26日)
野口宇宙飛行士ら、国際宇宙ステーション(ISS)の第22次長期滞在クルーは、2月22日から24日にかけて休暇を取り、ISS内の機器や実験装置のメンテナンス作業など、軽い作業を行い過ごしました。
2月24日、野口宇宙飛行士は、ジェフリー・ウィリアムズ、ティモシー・クリーマー両宇宙飛行士とともに、「きぼう」日本実験棟の衛星間通信システム(Inter-orbit Communication System: ICS)を経由して、筑波宇宙センター(TKSC)の「きぼう」運用管制室と交信を行いました。この交信で、初めてICS経由でハイビジョン映像がダウンリンクされました。
その他、2月24日は、STS-131(19A)ミッションで地上に持ち帰る物資の梱包作業について、地上と確認しました。2月25日には、STS-131ミッションで回収する物資の梱包作業や、トレッドミルのメンテナンス作業などを行いました。
なお、2月21日に、ISSの米国の管制制御装置(Command and Control Multiplexer/Demultiplexer: C&C MDM)の主系コンピュータが突然切り替わる事象が起こりました。C&C MDMは3重冗長構成になっており、主系のコンピュータがダウンすると冗長系に切り替わるように設計されています。この事象は、「コロンバス」(欧州実験棟)からのコマンドが原因と考えられており、現在、問題解決に向けた作業が続けられています。なお、その他のISSのシステムは、正常に機能しています。
また、STS-130(20A)ミッション時に、尿処理装置(Urine Processor Assembly: UPA)の配管内で尿の漏れが見つかり、UPAは停止されていましたが、クルーがバルブのコネクタの抜き差しを行った後、稼動が再開され、完全に機能するようになりました。
次回の更新は、3月1日の予定です。
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