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JAXA宇宙飛行士によるISS長期滞在

星出彰彦宇宙飛行士

星出宇宙飛行士の作業状況(2012年11月 8日)

写真:WHCの故障修理を行う星出宇宙飛行士

WHCの故障修理を行う星出宇宙飛行士(出典:JAXA/NASA)

11月7日、星出宇宙飛行士は、帰還に向けた準備やJAXAの医学実験に関する作業、米国の国際宇宙ステーション(ISS)トイレ(Waste and Hygiene Compartment: WHC)の故障修理などを行いました。

11月19日に予定されている帰還に向けた準備として、サニータ・ウィリアムズ、ユーリ・マレンチェンコ両宇宙飛行士とともに、地上の専門家と交信しながら、帰還時にソコル宇宙服の内部に着用する耐Gスーツのフィットチェックを約30分かけて実施しました。この耐Gスーツを着用することにより、血流の循環不能を予防したり、地上への帰還後の起立耐性を強化するなどの効果があります。その後、更にソコル宇宙服を着用し、約60分かけて気密検査を行いました。

JAXAの「長期宇宙飛行時における心臓自律神経活動に関する研究(Biological Rhythms)」に関する作業の一環として、携帯型のホルター心電計に記録した48時間分の心電波形データを、宇宙医学実験支援システムの端末に保存するとともに、システムによる分析を行いました。

WHCの故障修理として、動作不良の原因となっていたポンプの交換作業を行いました。交換後、WHCの動作確認を行いました。

国際パートナーの医学研究に関する作業の一環として、NASAの「食事摂取から予想・予防できる宇宙飛行中および回復期間の骨代謝の変化(Pro K)」の5回目のセッションに向けた準備を行い、セッションを開始しました。この研究では、食事で摂取した食べ物の記録や、尿の採取およびpH測定、採血を行います。

また、パンオプティック検眼鏡を使用した視力検査による眼の研究の被験者として、トロピカミドという目薬をさして瞳孔を拡張させ、ウィリアムズ、ケビン・フォード両宇宙飛行士とともに、検眼鏡で互いの眼の検査を行いました。この検査は専用のソフトウェアに従って行い、地上に検査結果のデータを送信しました。

飛行中健康管理の一環として、精神運動覚醒検査(Reaction Self Test: RST)を行いました。RSTはISS滞在中の疲労の影響を調べる検査で、概日リズムの変化や睡眠時間の制限、長時間勤務シフトなどに影響される注意力などの神経行動の変化、精神運動の速度、状態の安定性、衝動性などが客観的に評価されます。

そのほか、健康状態を確認するための地上の専門家との定期的な交信(Private Medical Conference: PMC)を行いました。

断りの無い限り、日時はISSでの時間(世界標準時(日本時間-9時間))です。

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