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星出宇宙飛行士、3回目の船外活動を完遂(2012年11月 2日)
日本時間11月2日午前4時07分、星出、サニータ・ウィリアムズ両宇宙飛行士による船外活動(US EVA20)が終了しました。船外活動時間は、6時間38分でした。
星出、ウィリアムズ両宇宙飛行士は、P6トラス上で、液体アンモニア漏れ(リーク)箇所である可能性が高い太陽電池パドル熱制御システム(Photovoltaic Thermal Control System: PVTCS)のラジエータを隔離するため、それに繋がる流体ラインの着脱コネクタ(Quick Disconnect: QD)を解除し、予備のラジエータに繋ぎ換える作業を行いました。
作業終了後、星出宇宙飛行士らは引き続き予備のラジエータの展開に向け、保護カバーの取外しと固定している伸縮棒の固定ピンの解除作業に移りました。
作業終了後、地上の運用管制チームから予備のラジエータの展開コマンドが送信され、星出宇宙飛行士らはP6トラス上で展開の様子を見守りました。展開はスムーズに行われ、流体ラインの繋ぎ換えと予備のラジエータの展開作業はいずれも問題なく完了しました。
また、時間に余裕があれば実施される計画であった作業のうち、左舷側の太陽電池パドル回転機構(Solar Alpha Rotary Joint: SARJ)における外側レースリングの潤滑剤目視確認作業が行われました。
すべての作業を終えた後、星出、ウィリアムズ両宇宙飛行士は船外活動用工具の片付けなどを行い、ISS船内に戻って船外活動を終了しました。
今回の船外活動は、星出宇宙飛行士にとって3回目の船外活動であり、ウィリアムズ宇宙飛行士にとっては7回目の船外活動でした。ウィリアムズ宇宙飛行士は自身が持つ、女性宇宙飛行士による船外活動の累積時間世界第1位の記録を更新しました。
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