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星出宇宙飛行士、3度目の船外活動の準備を実施(2012年11月 1日)
10月31日、星出宇宙飛行士は、自身3度目の船外活動(US EVA20)に向けた準備にほぼ一日を費やしました。
US EVA20を共に行うサニータ・ウィリアムズ宇宙飛行士、船内から船外活動をサポートするケビン・フォード宇宙飛行士とともに、POC DOUG(Portable Onboard Computers Dynamic Onboard Ubiquitous Graphics)と呼ばれる国際宇宙ステーション(ISS)のロボットアーム(Space Station Remote Manipulator System: SSRMS)の動きを模擬する訓練用のソフトウェアを使用して、船外活動の動きを確認しました。また、地上から送信されてきたUS EVA20の最新の手順書を確認し、地上のEVAの専門家と詳細について話し合いました。
その後、ウィリアムズ宇宙飛行士とふたりで、EVAで使用する道具や機器を点検し、船外活動ユニット(Extravehicular Mobility Units: EMU)にバッテリや二酸化炭素吸着装置(METOXキャニスタ)などの装備品を取り付けました。「クエスト」(エアロック)の装備ロック(Equipment Lock)とEMUの最終準備を実施し、付属品や消耗品の準備も行いました。
更に、EVA前に宇宙飛行士の健康状態等を確認するため実施する、地上の専門家による遠隔診察(Private Medical Conference)を受けたほか、筑波宇宙センター(TKSC)のスタッフと打ち合わせを行いました。
船外活動の模様は、日本時間本日11月1日、午後8時15分からNASA TVで放映されます。
その他、プログレス補給船(49P)のISSへの到着に備え、「きぼう」日本実験棟や「デスティニー」(米国実験棟)、キューポラ(観測窓)にある窓のシャッターを閉じ、船内の無線装置の電源を切りました。
なお、小さな宇宙ゴミ(通信衛星「イリジウム33」の破片)がISSに接近する可能性があることから、NASAはモニタを続けています。必要があれば、ISSは宇宙ゴミを回避するためのリブースト(軌道上昇)を行う予定です。
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