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JAXA宇宙飛行士によるISS長期滞在

星出彰彦宇宙飛行士

星出宇宙飛行士、「きぼう」で実施するResist Tubule実験の準備作業などを実施(2012年10月16日)

写真:ドラゴン補給船運用1号機で回収する実験サンプルを、MELFIからGLACIERに移す作業を行うウィリアムズ、星出両宇宙飛行士

ドラゴン補給船運用1号機で回収する実験サンプルを、MELFIからGLACIERに移す作業を行うウィリアムズ、星出両宇宙飛行士(出典:JAXA/NASA)


10月15日、星出宇宙飛行士は、「きぼう」日本実験棟で実施する生命科学実験「植物の抗重力反応機構-シグナル変換・伝達から応答まで(Resist Tubule)」の準備や、欧州宇宙機関(ESA)の実験に関わる作業などを行いました。

Resist Tubuleでは、「きぼう」船内実験室の細胞実験ラックに搭載されている細胞培養装置(Cell Biology Experiment Facility: CBEF)内で、シロイズナズナを生育させます。この実験では、微小重力下で生育させたシロイヌナズナを、地上あるいは宇宙の疑似重力環境下で生育させたものと比較して、その成長の様子から、遺伝子の働きや細胞内の変化に至るまでを詳しく調べます。星出宇宙飛行士は、実験の開始に向けて、シロイヌナズナの種がセットされた容器に給水し、発芽の準備のために容器を冷凍・冷蔵庫(Minus Eighty degree Celsius Laboratory Freezer for ISS: MELFI)に保管しました。

この日、10月5日から開始したESAのENERGYと呼ばれる実験の最終日を迎えました。この実験は、長期滞在による摂取エネルギーと消費エネルギーのバランスの変化などを調べるもので、実験を開始してから10日間、一部の食事や飲料の制約がある中で、食事の記録や尿の採取、飲料水のサンプリング、酸素摂取量の計測などを行ってきました。

また、エリート-S2(ELaboratore Immagini TElevisive - Space 2: ELITE-S2)と呼ばれる医学実験に向けて、サニータ・ウィリアムズ宇宙飛行士と、実験に使用する機器の準備作業を行いました。この医学実験は、微小重力下における脳、視覚、動作の関連性を研究するイタリア宇宙機関(Agenzia Spaziale Italiana: ASI)の実験です。

ふたりは、ドラゴン補給船運用1号機(SpX-1)で回収する実験サンプルを、MELFIから低温実験用冷蔵庫(General Laboratory Active Cryogenic ISS Experiment Refrigerator: GLACIER)に移す作業も行いました。

その他に星出宇宙飛行士は、国際パートナー各極間で検討中の船外活動(US EVA20)に向けて、宇宙服のメンテナンス作業や船外活動ツールの準備を行い、バッテリの充電、テザーの整備、二酸化炭素吸着装置の再生などの作業を「クエスト」(エアロック)で行いました。

これらの作業以外に、定期的に行っている精神運動覚醒検査(Reaction Self Test: RST)や自身の気分や感情の状態を測定するアンケート(Profile of Mood Status: POMS)にも回答しました。

断りの無い限り、日時はISSでの時間(世界標準時 (日本時間-9時間))です。

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