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星出宇宙飛行士、ATV3の分離やドラゴン補給船の到着に向けた作業を実施(2012年9月19日)
9月18日、星出宇宙飛行士は、欧州補給機(Automated Transfer Vehicle: ATV)3号機、「エドアルド・アマルディ」の分離に向けた作業を行ったほか、10月に打上げが予定されているドラゴン補給船運用1号機(SpX-1)の到着に向けた訓練を開始しました。
星出宇宙飛行士は、ATV3の与圧部内で、物資搭載用のラックから物資輸送用バッグ(M01バッグ)を取り出し、ラック内部の撮影を行った後、取得した画像を地上へ送信しました。ISSの不要品を搭載したATV3は、9月25日にISSから分離する予定です。
また、水再生システム(Water Recovery System: WRS)の定常的な作業として、低流量移送ポンプを使用し、水バッグからWRSの水処理装置(Water Processing Assembly: WPA)に水を移す作業を行いました。その後、米国のISSトイレ(Waste and Hygiene Compartment: WHC)の尿が入った水容器を、新しい容器と交換しました。取り外した水容器は、ATV3号機に搭載されて処分されます。およそ週に一度のペースで行われている、有機炭素分析器(Total Organic Carbon Analyzer: TOCA)を使用した、WPAで処理された水の水質検査も行いました。
この日から、星出宇宙飛行士らにとって軌道上では初めてとなる、SpaceX社のドラゴン補給船運用1号機の到着に備えた訓練を開始しました。
訓練は、ドラゴン補給船の把持/開放時におけるドラゴン補給船のランデブとロボットアーム操作の連携、ロボットアームのマニュアル操作によるドラゴン補給船の把持、ドラゴン補給船の取り付け時にセンターラインカメラの映像を利用して位置を補正する操作などに重点を置いて実施されます。
この日はおよそ1時間半にわたり訓練を行い、ミッションの概略やクルーの手順、接近するドラゴン補給船をモニタ・制御するためのクルーインタフェースに加えて、クルーが実行可能なコマンドの概要やコマンドの実行方法について、サニータ・ウィリアムズ宇宙飛行士と確認しました。
訓練後、ふたりは、地上の担当者と30分間の打ち合わせを行い、今後の訓練計画やドラゴン補給船運用1号機に関わる運用や手順で変更になった点について確認しました。
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