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JAXA宇宙飛行士によるISS長期滞在

星出彰彦宇宙飛行士

星出宇宙飛行士の作業状況(2012年9月14日)


写真:「こうのとり」3号機の補給キャリア与圧部内に入り、記念撮影をする第32次長期滞在クルーの6名

「こうのとり」3号機の補給キャリア与圧部内に入り、記念撮影をする第32次長期滞在クルーの6名(9月10日撮影)

宇宙ステーション補給機「こうのとり」3号機(HTV3)が分離した翌日の9月13日、星出宇宙飛行士は、通常の国際宇宙ステーション(ISS)の運用作業に戻っています。

星出宇宙飛行士は、NASAの「食事摂取から予想・予防できる宇宙飛行中および回復期間の骨代謝の変化(Pro K)」実験の4日目の作業として、食事で摂取した食べ物を記録し、尿を採取してpH測定を行いました。9月14日に予定している血液採取に備えて関連する器具の準備も行いました。

また、星出宇宙飛行士は、NASAのSPRINT(Integrated Resistance and Aerobic Training Study)の一環で、超音波装置、ビデオカメラ、マルチプロトコルコンバータを準備し、自身の右足の大腿部とふくらはぎにマーキングした後、サニータ・ウィリアムズ宇宙飛行士の支援のもと、大腿部とふくらはぎに機器を装着し、地上のチームの遠隔操作により自身2度目となる筋量の計測を行いました。SPRINTは、長期滞在クルーを被験者として、高負荷・短時間の運動で、筋萎縮や骨量の減少を最小限に抑えるプログラムを開発するための実験で、この検査は長期滞在中の筋量の変化を記録するために行われたものです。

「コロンバス」(欧州実験棟)では、3Dビデオカメラシステム(Erasmus Recording Binocular 2: ERB2)を起動し、地上からコントロールできるようにしました。

NASAのABRS (Advanced Biological Research System)と呼ばれる装置の機能確認の一環で、ABRSの電源を入れて起動し、ラップトップを立ち上げてソフトウェアをアップデートする作業も行いました。ABRSはふたつの培養室を持ち、それぞれ独立した温度・照明・大気組成の制御が可能な生物育成装置です。

星出宇宙飛行士は、ジョセフ・アカバ宇宙飛行士がNASAの統合的心血管(Integrated Cardiovascular: ICV)実験で身に着けていた測定装置から、データをダウンロードする作業や、定期的な音響環境計測の一環として、身体に身に着けて宇宙飛行士自身が受ける音響環境を計測する機器を、30Sクルーのゲナディ・パダルカ、ジョセフ・アカバ、セルゲイ・レヴィン宇宙飛行士ら3名に配る作業なども行いました。

「きぼう」日本実験棟の船内実験室では、9月13日に「こうのとり」3号機がISSから分離したため、船内実験室にある近傍通信システム(Proximity Communication System: PROX)の電源を落としました。

その他に、筑波宇宙センター(TKSC)の「きぼう」運用管制室との定期的な作業確認のための交信や、健康状態を確認するための交信(Private Medical Conference: PMC)を行ったほか、NASA Goddard Child Development Centerの生徒たちとアマチュア無線での交信を行いました。

断りの無い限り、日時はISSでの時間(世界標準時 (日本時間-9時間))です。

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