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星出宇宙飛行士ら、「こうのとり」3号機の放出作業を実施(2012年9月13日)
9月12日、星出宇宙飛行士は、宇宙ステーション補給機「こうのとり」3号機(HTV3)の国際宇宙ステーション(ISS)からの放出作業をジョセフ・アカバ宇宙飛行士、および遠隔操作を行う地上のスタッフと共同で行いました。
「こうのとり」3号機への電源ケーブルの接続を断ち、「こうのとり」3号機の内部電力に切り替えました。ISS側のハッチを閉じ、「こうのとり」3号機とISS間の空間を減圧してリークチェックを行いました。国際宇宙ステーションと「こうのとり」3号機をつなぐ共通結合機構(Common Berthing Mechanism: CBM)のボルトを外しました。
星出宇宙飛行士らは、ISSのロボットアーム(Space Station Remote Manipulator System: SSRMS)を操作して「こうのとり」3号機を把持しました。把持した後、「こうのとり」3号機はISSから分離され、放出ポイントであるISSの下方へ移動されました。
その後、星出宇宙飛行士らが「こうのとり」をSSRMSから放出させるコマンドを送り、「こうのとり」3号機を予定どおりSSRMSから放出させました。「こうのとり」3号機は、日本時間9月14日午後2時24分頃に大気圏に再突入する予定です。
この日は、オーストラリアの学生とアマチュア無線での交信を行ったほか、首相官邸とISSを結んでの交信を行いました。野田佳彦首相からは、国際協力のもと運用されているISSにおいて「日本代表として職責を全うし、無事に帰還してきてください」とのエールが送られました。交信の場には星出宇宙飛行士の母校の児童・生徒たちも集まっており、児童・生徒から寄せられたISSでの生活や宇宙環境などについての質問に回答しました。
その他、実験活動としては、ISS内の騒音を調べるため、音響測定器を身につけました。身に付けた状態で24時間分のデータを取得します。また、NASAの「食事摂取から予想・予防できる宇宙飛行中および回復期間の骨代謝の変化(Pro K)」実験の3日目で、食事で摂取した食べ物を記録し、また、尿を採取してpH測定を行いました。
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