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星出宇宙飛行士、船外活動に向けた準備を実施(2012年9月 5日)
9月4日、星出宇宙飛行士は、この日も昨日に続き、日本時間9月5日午後8時15分から開始する予定の船外活動(US EVA19)の準備作業を主に行いました。
US EVA19は、6時間半にわたり実施される予定で、8月30日のUS EVA18で完了できなかった電力切替装置(Main Bus Switching Unit: MBSU)を取り付ける作業が最優先の作業となります。船外活動では、MBSUのボルトの締結を完了するために、ボルトとボルトを受ける支柱の点検や掃除、潤滑などが計画されています。MBSUの取り付け後には、前回のUS EVA18で時間がなかったため見送られていた国際宇宙ステーション(ISS)のロボットアーム(Space Station Remote Manipulator System: SSRMS)のカメラ・照明装置(Camera Light Pan/Tilt Assembly: CLPA)の交換作業が実施される予定です。なお、船外活動開始から4時間が経過した段階でMBSUの取り付けが完了していなかった場合は、より詳細に原因究明を行うため、MBSUを船内に回収する予定です。
星出宇宙飛行士は、船外活動に向けて、一緒に船外活動を担当するサニータ・ウィリアムズ宇宙飛行士とともに、MBSUの取り付け作業に使用する工具の準備作業を1時間にわたり行いました。また、「クエスト」(エアロック)や船外活動ユニット(Extravehicular Mobility Unit: EMU)、EMUの下に着用する冷却下着、その他装備品などの準備も、昨日に引き続きふたりで行いました。
1日の後半には、船内から船外活動を支援するジョセフ・アカバ宇宙飛行士も交えて、US EVA19の手順確認を1時間かけて行いました。手順を確認した後、3人は地上のUS EVA19の担当者と交信し、意見を交わしました。星出宇宙飛行士は、船外活動中にSSRMSの操作を担当するアカバ宇宙飛行士とふたりで、SSRMS操作の軌道上用訓練ソフトを使用して、前回の船外活動から変更されたSSRMSの運用手順について、確認およびリハーサルを行いました。
また、星出宇宙飛行士とウィリアムズ宇宙飛行士は、それぞれ船外活動前の定常的な健康状態を確認するための交信(Private Medical Conference: PMC)を行いました。
船外活動に関わる作業以外では、ISS滞在中の疲労の影響を調べる精神運動覚醒検査(Reaction Self Test: RST)や、筑波宇宙センター(TKSC)の「きぼう」日本実験棟運用管制室と作業状況などを確認する定例の交信も行いました。
なお、US EVA19の模様は、日本時間9月5日午後7時からNASA TVで中継する予定です。
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