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星出宇宙飛行士、船外活動を終了(2012年8月31日)
日本時間8月31日午前5時33分、星出、サニータ・ウィリアムズ両宇宙飛行士による船外活動(US EVA18)が終了しました。船外活動時間は、8時間17分でした。
今回の船外活動では、優先度の高い作業として、電力切替装置(Main Bus Switching Unit: MBSU)の交換作業が計画されていましたが、MBSUの予備品をS0(エスゼロ)トラスに取り付ける作業を完了することができませんでした。
結果として、予備品のMBSUのボルトを規定の回数締めることができなかったため、MBSUの取付け作業は今後の船外活動に見送られました。取付け作業の延期が決定した後、安全のため、ハンドレール(手すり)とMBSUをテザーで結ぶ作業が行われました。
多目的研究モジュール(Multipurpose Laboratory Module: MLM)の運用に備えた電源ケーブルの敷設作業は、2本のケーブルの敷設を予定していましたが、MBSUの交換作業に時間を割いたため、今回の船外活動では1本のケーブルのみ敷設作業を行いました。また、国際宇宙ステーション(ISS)のロボットアーム(Space Station Remote Manipulator System: SSRMS)のカメラ・照明装置(Camera Light Pan/Tilt Assembly: CLPA)の交換作業も計画されていましたが、この作業は見送られました。
今回の船外活動は、星出宇宙飛行士にとって初の船外活動であり、ウィリアムズ宇宙飛行士にとっては5回目の船外活動でした。8時間17分にわたる船外活動時間は、史上3番目の長さです。また、JAXA宇宙飛行士がこれまでに実施した船外活動の累積時間が41時間05分となり、カナダの39時間48分を抜き、米国、ロシアに続き第3位となりました。
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