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星出宇宙飛行士、船外活動を開始(2012年8月30日)
日本時間8月30日午後9時16分、星出、サニータ・ウィリアムズ両宇宙飛行士による船外活動が開始されました。
今回の船外活動は、国際宇宙ステーション(ISS)の組立・保守に関わる米国側のISS長期滞在クルーによる第18回目の船外活動(US EVA18)です。
船外活動は6時間半の実施が予定されており、4基ある電力切替装置(Main Bus Switching Unit: MBSU)のうち、故障している1基(#1)の交換作業や、ロシアが2013年に打上げを予定している多目的研究モジュール(Multipurpose Laboratory Module: MLM)の運用に備えた電源ケーブルの敷設作業のほか、ISSのロボットアーム(Space Station Remote Manipulator System: SSRMS)のカメラ・照明装置(Camera Light Pan/Tilt Assembly: CLPA)の交換などを行います。
星出宇宙飛行士は、MBSU#1の交換作業とCLPAの交換作業を担当します。
船外活動を開始した星出、ウィリアムズ両宇宙飛行士は、まず初めに船外活動の準備作業を行います。準備が整うと、星出宇宙飛行士はMBSU#1の交換作業に着手します。星出宇宙飛行士は、S0(エスゼロ)トラスまで移動し、まずSSRMSの先端に乗ります。そして、SSRMSに乗った状態で故障したMBSUを取り外した後、ISS船内のジョセフ・アカバ宇宙飛行士がSSRMSを操作し、取り外したMBSUを抱えた星出宇宙飛行士を、MBSUのスペア品が保管されている船外保管プラットフォーム2(External Stowage Platform: ESP-2)(※)まで移動させます。ESP-2まで移動すると、故障したMBSUを仮置きし、スペア品を取り外します。その後、スペア品を抱えて再びSSRMSでS0トラスまで戻ると、スペアのMBSUを設置する作業に取り掛かります。このMBSUの交換作業は、3時間25分の時間が割り当てられています。
MBSUの交換作業が終わると、星出宇宙飛行士は、SSRMSのCLPAの交換作業に移ります。
作業が順調に進み、時間に余裕があれば、スペースシャトルのドッキングポートとして使用されていた与圧結合アダプタ2(Pressurized Mating Adapter 2: PMA-2)へのカバー取付け作業や、モービルベースシステム(Mobile Base System: MBS)のマストカメラの取外し作業などが行われる予定です。
なお、船外活動の模様は、NASA TVで中継されます。ウィリアムズ宇宙飛行士は、脚に赤いストライプが入った船外活動ユニット(Extravehicular Mobility Unit: EMU)を、星出宇宙飛行士は、ストライプのないEMUを着用しています。
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