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JAXA宇宙飛行士によるISS長期滞在

星出彰彦宇宙飛行士

星出宇宙飛行士の作業状況 (2012年8月 6日)

ISSへ接近する「こうのとり」3号機を撮影する星出、ジョセフ・アカバ両宇宙飛行士(7月27日撮影)(出典:JAXA/NASA)

ISSへ接近する「こうのとり」3号機を撮影する星出、ジョセフ・アカバ両宇宙飛行士(7月27日撮影)(出典:JAXA/NASA)

8月3日、星出宇宙飛行士は、ジョセフ・アカバ宇宙飛行士とともに、8月6日に予定されている宇宙ステーション補給機「こうのとり」3号機(HTV3)の曝露パレット(Exposed Pallet: EP)の移設作業に備え、「きぼう」ロボットアーム(JEM Remote Manipulator System: JEMRMS)の手順について確認し、軌道上訓練を行いました。

EPは、「きぼう」日本実験棟の船外実験プラットフォームに移設されます。その後、EPに搭載されている日本のポート共有実験装置(Multi-mission Consolidated Equipment: MCE)とNASAの試験装置は、国際宇宙ステーション(ISS)の所定の設置場所にそれぞれ取り付けられ、実験などのミッションで使用されます。EPの移設作業は8月6日午後4時55分ごろ開始される予定です。

ISSのメンテナンス作業としては、「きぼう」の熱制御システムの低温冷却水系で、故障していたポンプの交換作業を行いました。このポンプは「こうのとり」3号機で運ばれたものです。

8月7日午後8時06分のISS目視予想

また、JAXAの長期宇宙飛行時における心臓自律神経活動に関する研究(Biological Rhythms)の準備として、医療用のコンピュータを使用して、アクティウォッチと呼ばれる腕時計型の生体の活動量を記録する機器の設定を行いました。

8月4日は、3日に実施した「きぼう」のポンプ交換作業の片付けを行ったほか、船内の清掃活動を行いました。

今週は、天候が良ければ、日本の各地で「きぼう」およびISSが見ごろです。「きぼう」・ISSの目視予想はこちらでご覧いただけます。

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