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星出宇宙飛行士ら、「こうのとり」3号機の到着対応を実施(2012年7月30日)
7月27日、星出宇宙飛行士は、日本の宇宙ステーション補給機「こうのとり」3号機(HTV3)が国際宇宙ステーション(ISS)に到着するため、その準備や「こうのとり」3号機到着の際の対応を行いました。
ISSのロボットアーム(Space Station Remote Manipulator System: SSRMS)によるHTV3の把持およびISSへの結合に必要なSSRMS操作用のコンピュータやJAXAのシステムコンピュータのセットアップや確認を行い、ビデオカメラを設定し、「こうのとり」3号機の接近をモニタしました。「こうのとり」3号機が近づくと、ジョセフ・アカバ宇宙飛行士らとともにSSRMSで「こうのとり」3号機を把持する作業に携わりました。
SSRMSによる把持成功後のHTV運用管制チームとの交信で、星出宇宙飛行士は「ISSの窓から見える『こうのとり』は非常にきれいです」と、JAXAの宇宙飛行士として初めてISSで「こうのとり」を迎えた感想を述べました。その後、「こうのとり」3号機は無事ISSに結合されました。
「こうのとり」3号機関連以外の作業としては、食事摂取についてのアンケート(Food Frequency Questionnaire: FFQ)に回答しました。FFQは、宇宙飛行士が過去1週間に食べたものを記録し、どのような栄養を摂取したかを調査するもので、地上の専門家が宇宙飛行士の栄養状態を把握し、健康維持のためのアドバイスを行うのに役立ちます。
7月28日は、「こうのとり」3号機へ入室するにあたり様々な準備を行った後、ハッチを開けて無事「こうのとり」3号機へ入室し、電源や通信ケーブルなどの接続を行いました。また、「こうのとり」3号機に搭載されていた物資の運搬を開始しました。
その他、週に1度の家族との交信を行いました。
7月29日は、他のクルーとISS船内の清掃を行いました。ISSでは、ロシアの新しい自動ドッキングシステムの試験運用を行うため、プログレス補給船(47P)の2度目の再ドッキング試験が行われ、47Pは無事ISSに再ドッキングしました。47Pは、7月31日に再びISSから分離する予定です。
その他、クルー6人全員で、ISSでの火災や減圧などに対する緊急時の避難訓練を行いました。
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