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JAXA宇宙飛行士によるISS長期滞在

星出彰彦宇宙飛行士

星出宇宙飛行士の作業状況(2012年10月12日)

搭載品からアイスクリームを取り出したウィリアムズ宇宙飛行士と星出宇宙飛行士(出典:JAXA/NASA)

搭載品からアイスクリームを取り出したウィリアムズ宇宙飛行士と星出宇宙飛行士(出典:JAXA/NASA)

10月11日、星出宇宙飛行士は、ドラゴン補給船運用1号機(SpX-1)の搭載品を運び出す作業を主に実施したほか、国際パートナーの実験に関する作業などを行いました。

星出、サニータ・ウィリアムズ両宇宙飛行士は、ドラゴン補給船運用1号機のカプセル(与圧部)に搭載された貨物を国際宇宙ステーション(ISS)船内に移送し、収納する作業に数時間を費やしました。作業終了後、星出宇宙飛行士は、搭載品の移送の進捗状況を地上の運用管制チームに報告しました。

なお、ドラゴン補給船運用1号機の搭載品のひとつである低温実験用冷蔵庫(General Laboratory Active Cryogenic ISS Experiment Refrigerator: GLACIER)には、実験で使用される試料のほか、クルーへの特別なお土産としてアイスクリームが格納されていました。軌道上では、クルーは常温で長期間保存できるレトルト食品や缶詰などの宇宙食を普段は食べているため、こうした輸送機でISSへ運ばれる生鮮食品やアイスクリームなどの差し入れは嬉しいサプライズです。

星出宇宙飛行士は、国際パートナーの実験に関する作業として、フランス国立宇宙研究センター(CNES)とNASAのDECLIC(Device for the Study of Critical Liquids & Crystallization)という流体学に関する実験のため、EXPRESS(Expedite the Processing of Experiment to the Space Station)ラック4にある実験装置のハードディスクドライブの交換を行いました。

ENERGY実験のデータ取得を行う星出宇宙飛行士(10月6日撮影)(出典:JAXA/NASA)

ENERGY実験のデータ取得を行う星出宇宙飛行士(10月6日撮影)(出典:JAXA/NASA)

また、10月5日から開始した欧州宇宙機関(ESA)のENERGYと呼ばれる実験の被験者として、引き続き摂取した食事の記録や必要なデータの取得を継続しています。この実験は、長期滞在による摂取エネルギーと消費エネルギーのバランスの変化を調べるとともに、総エネルギー消費量の内訳を明らかにし、宇宙飛行士の活動に必要なエネルギー量を求める法則を導くことを目的としています。

そのほか、新たなクルーをISSへ迎える準備として、地上の運用管制チームが遠隔操作でセットアップできるよう、現在使用していない個室内のクルー支援端末(Crew Support Laptop: CSL)とISS支援コンピュータ(Station Support Computer: SSC)を起動する作業を行いました。新たに第33次長期滞在クルーに加わるケビン・フォード、オレッグ・ノヴィツキー、エヴゲニー・タレルキン宇宙飛行士を乗せたソユーズ宇宙船(32S)は、10月23日にカザフスタン共和国のバイコヌール宇宙基地から打ち上げられ、10月25日にISSへドッキングする予定です。

週末と米国の祝日(コロンブス・デー)で連休となった10月6日から8日の間に、星出、ウィリアムズ両宇宙飛行士は、USOS(※)側の裁量で行う作業リスト"job jar"の中から、自転車エルゴメータ(Cycle Ergometer with Vibration Isolation and Stabilization System: CEVIS)の軌道上メンテナンス作業、JAXAの保管ラック(JAXA Blue Stowage Rack: JBSR)の設置、船外活動用テザーの点検やグローブの点検と写真撮影、ドラゴン補給船運用1号機による物品の回収に向けた準備作業、ロシアの広報イベントへの参加など、多くの作業を完了しました。

※"U.S. On-Orbit Segment"の略で、NASA、JAXA、欧州宇宙機関(ESA)およびカナダ宇宙庁(CSA)の軌道上モジュールの総称

現在は3名体制で軌道上のISS運用を行っており、限られたクルーリソースの中で多くの作業を完了したことで、今後、優先度の高い作業を余裕を持って進めることができるようになり、作業効率が高まります。

断りの無い限り、日時はISSでの時間(世界標準時(日本時間-9時間))です。

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