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古川宇宙飛行士の作業状況(2011年11月11日)
11月10日、古川宇宙飛行士は、マイケル・フォッサム宇宙飛行士のサポートを得て、NASAの統合的心血管(Integrated Cardiovascular: ICV)実験の一環で、古川宇宙飛行士にとって長期滞在中最後となる静止状態での超音波検査を行いました。加えて、「コロンバス」(欧州実験棟)にある有人研究(Human Research Facility: HRF)ラックの機能を使用し、身体に電極を付けて心拍数も記録しました。検査終了後は得たデータの転送作業を行いました。
超音波検査を行う前には食事制限があり、実験4時間前のエクササイズも禁止されます。この実験は、11月7日から9日にかけて行ったICV実験の歩行モニタと連動しており、宇宙での長期滞在による心臓萎縮の程度や経時変化、臨床的有意性の定量化を行い、萎縮のメカニズムを特定することが目的です。
帰還に向けた準備としては、帰還の際に着用するソコル宇宙服のフィットチェックなどを行いました。
その他、11月8日に設置した船内のホルムアルデヒドを検出するキット(Formaldehyde Monitoring Kit: FMK)の取り外し作業を行いました。
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