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古川宇宙飛行士の作業状況(2011年10月 7日)
10月6日、古川宇宙飛行士はさまざまな実験を行いました。
まず、自身初のロシアの医学実験であるHEMATOKRIT実験を行い、血液中の赤血球の数を計測するため、セルゲイ・ヴォルコフ宇宙飛行士と互いに指から血液の採取を行いました。
また、「コロンバス」(欧州実験棟)にて、欧州宇宙機関(ESA)のPassages(Scaling Body-Related Acons in the Absence of Gravity)と呼ばれる実験を行いました。この実験は、狭い通路を通り抜ける場合など、微小重力環境が宇宙飛行士の身体の動きにどのような影響を与えるかを調査する実験です。
就寝前にはトロピカミドという目薬をさして瞳を拡張させ、マイケル・フォッサム宇宙飛行士と検眼鏡を用いて互いの眼の検査を行いました。この検査では専用のソフトウェアに従って検査を行い、眼の画像と映像を保存しました。
翌日に行う予定のカナダ宇宙庁(CSA)の医学実験である「長期宇宙飛行による心臓血管への影響(Cardiovascular Health Consequences of Long-Duration Space Flight: Vascular)」の実験装置を取り出して設置する準備作業を行いました。
その他、プログレス補給船(42P)に積み込む米国のモジュール内の不要品の収集を行ったり、フォッサム宇宙飛行士とともに米国のTV局との交信イベントに参加しました。
なお、今週から来週にかけて、「きぼう」(日本実験棟)が取り付けられている国際宇宙ステーション(ISS)が日本の各地から観測できます。古川宇宙飛行士が滞在する「きぼう」/ISSの目視予想情報はこちらでご覧になれます。
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