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古川宇宙飛行士の作業状況 (2011年6月16日)
古川宇宙飛行士は昨日(15日)も国際宇宙ステーション(ISS)にて多忙なスケジュールをこなしました。
まず、血圧、心電図、心拍数を計測する器具を装着し、自転車エルゴメータ(Cycle Ergometer with Vibration Isolation and Stabilization System: CEVIS)を漕ぎました。これは米国が行っているフィットネス評価(Periodic Fitness Evaluation)で、月に一度、1時間半行われます。
「きぼう」船内実験室では、冷凍・冷蔵庫(Minus Eighty degree Celsius Laboratory Freezer for ISS: MELFI)の準備作業の続きと、微小重力計測装置(Microgravity Measurement Apparatus Laptop Terminal 2: MLT2)にエラーが出ていたため点検を行い、システムを再起動しました。
また、欧州補給機(Automated Transfer Vehicle: ATV)2号機「ヨハネス・ケプラー」が6月21日にISSから分離し、大気圏へ再突入する予定のため、不要品の積み込みなどの搭載品の整頓も行ないました。
さらに、第27/28次長期滞在クルーのロナルド・ギャレン宇宙飛行士からの引継ぎをしました。
その他、6名の宇宙飛行士と緊急医療について、医療器具の設置場所の確認や器具の使用手順などについてのトレーニングを行ないました。
なお、ISSは、6月12日に続き6月15日にリブースト(軌道上昇)を行い、10.2km軌道高度が上昇し、平均高度は374.7kmとなりました。リブーストは6月17日にも行われる予定です。
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