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スペースシャトルとISSのドッキング図 |
STS-92はスペースシャトルによる国際宇宙ステーション(ISS)組立てを目的とした米国航空宇宙局(NASA)のスペースシャトルミッションで、3Aフライトと呼ばれています。
今回のミッションで、宇宙で組立て中のISSに、Z1トラス、PMA-3と呼ばれる構成要素(部品)を取り付けました。
Z1トラスは骨組み構造をした構造体で、これにISSの通信システムや姿勢制御システムなどを搭載した状態でスペースシャトルに搭載され打ち上げられました。そして、軌道上で船外活動(EVA)により、直流変圧器や船外活動用工具箱が取り付けられました。このZ1トラスには、次のシャトル飛行(4Aフライト)で、P6トラスと呼ばれる大型の太陽電池パドルを装備したトラスが結合されますが、Z1トラスはそのための土台となる構造物となります。
PMA-3は、3Aフライトの後の2回のシャトル飛行(4A,5Aフライト)時にISSとスペースシャトルを結合するドッキングポートとして使われます。
Z1トラスとPMA-3は下図のとおりユニティに取り付けられました。 Z1トラスとPMA-3は、スペースシャトルとISSがドッキングした後に若田宇宙飛行士がロボットアームを操作してISSに取り付け、4回実施される船外活動(EVA)によって配線接続がおこなわれました。
ミッション前後のISSの形状は下図のとおりです。
STS92ミッション前のISS | → |
STS92ミッション後のISS | 打上げ日時 | 2000年10月11日午後
7時 17分 (米国東部夏時間) 2000年10月12日午前 8時 17分 (日本時間) ロンチウィンドウ(打上げ可能実施時間帯) 5分 |
射 場 | フロリダ州ケネディ宇宙センター
(KSC) 39A発射台 | フライト期間 | 12日21時間42分 |
搭乗員/作業体制 | 7名/1シフト |
オービタ | ディスカバリー
(28回目の飛行) | 軌道高度 |
投入高度 | : | 約327km
(177 nautical miles) | ISSとのランデブ高度 | : | 約379km
(205 nautical miles) | | 軌道傾斜角 | 51.6度 |
帰還日時 | 2000年10月24日午後2時00分(米国太平洋夏時間)
2000年10月25日午前6時00分 (日本時間) | 帰還場所 | カリフォルニア州エドワーズ空軍基地 |
搭載ペイロード | ペイロードベイ(貨物室) |
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注1: |
公式な打上げ日は、打上げ2週間前に実施される飛行準備審査会(Flight
Readiness Review: FRR))で発表されます。正確な打上げ時間は打上げ数時間前にISSのレーダ追跡の結果を元に決定されます。 |
ミッション名の付け方に関する定義については、こちらを参照して下さい。
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