NASAケネディ宇宙センター(KSC)では、米国時間2010年4月5日のスペースシャトル「ディスカバリー号」(STS-131)の打上げに向けた準備作業が進められています。
ディスカバリー号は、同3月3日に39A射点に移動しました。今後、ペイロードベイ(貨物室)への「レオナルド」(多目的補給モジュール1)の搭載など、打上げに向けた整備作業が行われます。
STS-131クルーは、同3月2日から5日にかけて、KSCにて、ターミナル・カウントダウン・デモンストレーション・テスト(Terminal Countdown Demonstration Test: TCDT)を行いました。
TCDTでは、M-113輸送車の走行訓練や射点からの緊急避難訓練のほか、最終日には、打上げ時に着用する与圧服(オレンジスーツ)を着て実際にディスカバリー号に搭乗し、打上げ直前までのカウントダウン作業を模擬する訓練が行われました。
TCDTを終えたSTS-131クルーは、同3月5日にNASAジョンソン宇宙センター(JSC)へ戻りました。STS-131クルーは、打上げの数日前に再びKSCへ戻ります。