2010年4月20日 飛行16日目(Flight Day: FD16)
山崎宇宙飛行士らをのせたスペースシャトル「ディスカバリー号」は、米国東部夏時間4月20日午前9時08分(日本時間4月20日午後10時08分)に、NASAケネディ宇宙センター(KSC)に無事着陸しました。
ディスカバリー号は、着陸に備え、4月20日午前3時52分(同4月19日午後4時52分)にペイロードベイ(貨物室)のドアを閉じました。
この日は、KSCに2回、エドワーズ空軍基地内のNASAドライデン飛行研究センター(DFRC)に3回の着陸機会がありましたが、KSCへの1回目の着陸機会は、KSC周辺のにわか雨と霧が懸念されたため見送られ、KSCへの2回目の着陸機会で着陸することになりました。
ディスカバリー号は、4月20日午前8時02分(同4月20日午後9時02分)に、軌道制御システム(Orbital Maneuvering System: OMS)のスラスタを2分57秒にわたり噴射し、軌道離脱を開始しました。その後、大気圏に再突入し、NASAケネディ宇宙センター(KSC)の33番滑走路に着陸しました。着陸時刻の詳細は以下の通りです。
- 主脚接地時刻:4月20日午前9時08分35秒(同4月20日午後10時08分35秒)
- 前輪接地時刻:4月20日午前9時08分47秒(同4月20日午後10時08分47秒)
- 完全停止時刻:4月20日午前9時09分33秒(同4月20日午後10時09分33秒)
総飛行距離は620万マイル(約9,975,800km)以上、地球周回数は238周、飛行期間は15日2時間47分となりました。
飛行16日目の山崎宇宙飛行士
山崎宇宙飛行士は他のクルーとともに、軌道離脱に向けた準備を行い、着陸に備えました。帰還時には、与圧服(オレンジスーツ)を着用し、ディスカバリー号のミッドデッキの席に座りました。
着陸後、「地球に戻って重力の強さを非常に感じています。ありがとうございました。」と山崎宇宙飛行士は帰還の感想を語りました。また、着陸から約1時間40分後に、山崎宇宙飛行士らクルーはディスカバリー号から降りて、機体の確認などを行いました。
山崎宇宙飛行士は、KSCで一晩過ごした後、クルーとともにNASAジョンソン宇宙センター(JSC)に移動し、エリントン空港で米国中部夏時間4月21日午後4時(日本時間4月22日午前6時)から予定されている歓迎式典に出席する予定です。
飛行16日目の山崎宇宙飛行士の食事
朝食 | 昼食 | 夕食 |
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ウェイクアップコール
STS-131クルーは、クルー全員のためにかけられたウィリー・ネルソンの"On the Road Again"で、日本時間4月20日午後0時21分に起床しました。
≫ STS-131 Wakeup Calls (NASA:英語)