2010年4月16日 飛行12日目(Flight Day: FD12)
飛行12日目、国際宇宙ステーション(ISS)では、「レオナルド」(多目的補給モジュール1)をスペースシャトル「ディスカバリー号」のペイロードベイ(貨物室)に収納する作業が行われました。
レオナルドは、ISSのロボットアーム(Space Station Remote Manipulator System: SSRMS)により、米国中部夏時間4月16日午前2時15分(日本時間4月16日午後4時15分)にペイロードベイ(貨物室)に収納されました。
レオナルドの収納後には、スペースシャトルのロボットアーム(Shuttle Remote Manipulator System: SRMS)とセンサ付き検査用延長ブーム(Orbiter Boom Sensor System: OBSS)を使用したディスカバリー号の機体の後期点検が行われました。
後期点検で得られたデータは、 ディスカバリー号のKuバンドアンテナが故障しているため、ISSのKuバンドアンテナ経由で地上へ送信されました。現在、再突入に問題ないことを確認するために、地上ではデータの解析が進められています。
飛行12日目の山崎宇宙飛行士
山崎宇宙飛行士は、ステファニー・ウィルソン宇宙飛行士とともに、SSRMS操作し、レオナルドをディスカバリー号のペイロードベイ(貨物室)に収納しました。
また、機体の後期点検において、山崎宇宙飛行士は、SRMSとOBSSを操作するクルーの支援作業を行いました。
飛行12日目の山崎宇宙飛行士の食事
朝食 | 昼食 | 夕食 |
---|---|---|
|
|
|
B:飲み物 FF:フレッシュフード(※1) R:(温)水を加えて調理する T:加熱処理 NF:自然状態でパック IM:半乾燥状態
※1:フレッシュフードは各宇宙飛行士が自分で選んで持っていくことができる宇宙食で、認証済みの宇宙食以外に市販食品から選ぶこともできます。
ウェイクアップコール
STS-131クルーは、リチャード・マストラキオ宇宙飛行士のためにかけられた“Theme from Stargate”で、日本時間4月16日午後2時21分に起床しました。
※ウェイクアップコールは長年続けられている恒例の習慣です。ミッション期間中毎日、クルーは地上から送られる様々な音楽で目覚めます。曲はクルーにちなんだものやクルーの要望に沿ったものが選ばれています。以下のサイトでウェイクアップコールを聞くことができます。
≫ STS-131 Wakeup Calls (NASA:英語)飛行12日目の写真
飛行13日目の予定
- ISSからの分離準備および退室
- ISS/スペースシャトル間のハッチ閉鎖
- ISSからの分離
- フライアラウンド
- OBSSの格納