2010年4月14日 飛行10日目(Flight Day: FD10)
国際宇宙ステーション(ISS)では、「レオナルド」(多目的補給モジュール1)からISSへ物資を移送する作業、および地上へ回収する物資をレオナルドに移送する作業が行われました。
また、飛行11日目に行われるレオナルドを「ハーモニー」(第2結合部)から取り外す作業に備えて、レオナルドが結合しているハーモニー地球側の共通結合機構(Common Berthing Mechanism: CBM)の準備をNASAの飛行管制官が地上から行えるよう、野口宇宙飛行士が、CBMに制御装置を設置しました。
米国中部夏時間4月14日午前6時26分(日本時間午後8時26分)からは、STS-131クルーとISS第23次長期滞在クルー全員による軌道上共同記者会見が行われました。会見後、クルーは休息を取り、一部のSTS-131クルーは休息の後、米国の教育イベントに参加しました。
就寝前に、山崎宇宙飛行士は、野口宇宙飛行士と他数名のクルーとともに、飛行11日目の朝に予定されている「国際宇宙ステーションに滞在する宇宙飛行士の身体真菌叢評価(Myco)」実験の実施手順を確認しました。
飛行10日目の山崎宇宙飛行士
山崎宇宙飛行士は、レオナルドとISS間の物資の移送作業を行いました。また、他のクルーとともに軌道上共同記者会見に参加し、地上の報道関係者からの質問に答えました。その後、休息を取り、野口宇宙飛行士らとMyco実験の手順確認を行いました。
飛行10日目の山崎宇宙飛行士の食事
朝食 | 昼食 | 夕食 |
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B:飲み物 FF:フレッシュフード(※1) R:(温)水を加えて調理する T:加熱処理 NF:自然状態でパック
※1:フレッシュフードは各宇宙飛行士が自分で選んで持っていくことができる宇宙食で、認証済みの宇宙食以外に市販食品から選ぶこともできます。
ウェイクアップコール
山崎宇宙飛行士ら7人のクルーは、クレイトン・アンダーソン宇宙飛行士のためにかけられたマイク・ハイデンの“Miracle of Flight”で、日本時間4月14日午後0時21分に起床しました。
※ウェイクアップコールは長年続けられている恒例の習慣です。ミッション期間中毎日、クルーは地上から送られる様々な音楽で目覚めます。曲はクルーにちなんだものやクルーの要望に沿ったものが選ばれています。以下のサイトでウェイクアップコールを聞くことができます。
≫ STS-131 Wakeup Calls (NASA:英語)飛行10日目の写真
飛行11日目の予定
- 「国際宇宙ステーションに滞在する宇宙飛行士の身体真菌叢評価(Myco)」実験の実施
- レオナルドのISSからの取外しとペイロードベイ(貨物室)への格納