2010年4月7日 飛行3日目(Flight Day: FD3)
山崎宇宙飛行士ら7人のクルーを乗せたスペースシャトル「ディスカバリー号」は、米国中部夏時間4月7日午前2時44分(日本時間4月7日午後4時44分)に国際宇宙ステーション(ISS)にドッキングしました。
ドッキング前には、オービタの熱防護システム(Thermal Protection System: TPS)をISSから撮影するために、ISSの下方で機体を360度縦方向に回転させるR-Bar・ピッチ・マヌーバ(R-Bar Pitch Maneuver: RPM)を実施しました。
ドッキング後、4月7日午前4時11分(同4月7日午後6時11分)にISSとスペースシャトル「ディスカバリー号」間のハッチが開かれ、ディスカバリー号の7人のクルーがISSに入室し、ISS第23次長期滞在クルーとの共同作業を開始しました。
その後、飛行4日目の「レオナルド」(多目的補給モジュール1)の取付けに備えて、ディスカバリー号のペイロードベイ(貨物室)の右舷に取り付けられているセンサ付き検査用延長ブーム(Orbiter Boom Sensor System: OBSS)を取り出す作業や、飛行5日目の第1回船外活動に備えて、船外活動ユニット(Extravehicular Mobility Unit: EMU)を整備する作業などが行われました。
なお、Kuバンドアンテナの故障のため、送信が見送られていたデータは、ISSのKuバンドアンテナ経由で地上への送信が開始されました。
機体の状態について、RPMで撮影した画像も含めて評価が行われます。
飛行3日目の山崎宇宙飛行士
山崎宇宙飛行士は、ディスカバリー号のペイロードベイ(貨物室)からOBSSを取り出し、SRMSにOBSSを受け渡す作業において、ステファニー・ウィルソン宇宙飛行士とともにSSRMSの操作を担当しました。
飛行3日目の山崎宇宙飛行士の食事
朝食 | 昼食 | 夕食 |
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ウェイクアップコール
山崎宇宙飛行士ら7人のクルーは、ジェームズ・ダットン宇宙飛行士のためにかけられたクリス・トムリンの“I Will Rise”で、日本時間4月7日午前9時21分に起床しました。
≫ STS-131 Wakeup Calls (NASA:英語)飛行4日目の予定
- レオナルドのISSへの取付け
- レオナルドの起動/入室
- 物資の移送
- 米国広報イベント
- 第1回船外活動準備、キャンプアウト(リチャード・マストラキオ、クレイトン・アンダーソン両宇宙飛行士)