2010年4月6日 飛行2日目(Flight Day: FD2)
スペースシャトル「ディスカバリー号」では、スペースシャトルのロボットアーム(Shuttle Remote Manipulator System: SRMS)とセンサ付き検査用延長ブーム(Orbiter Boom Sensor System: OBSS)を使用した機体の損傷点検や、船外活動で使用する宇宙服の点検、飛行3日目の国際宇宙ステーション(ISS)へのドッキングに向けた準備などが行われました。
なお、飛行2日目もKuバンドアンテナの通信が機能しなかったため、飛行1日目の翼前縁の衝突検知センサデータと外部燃料タンク(External Tank: ET)カメラの画像データ、および飛行2日目の機体の点検で得られたデータは、ISSにドッキングした後に地上へ送信されることになりました。
飛行2日目の山崎宇宙飛行士
山崎宇宙飛行士は、機体の損傷点検において、ノーズキャップ(先端部)と左翼部の損傷点検でロボットアームの操作を担当しました。
また、飛行3日目のドッキングに向けた準備として、オービタ・ドッキング・システム(Orbiter Docking System: ODS)にセンターラインカメラを設置する作業や、ODSリングを伸展させる作業を行いました。
飛行2日目の山崎宇宙飛行士の食事
朝食 | 昼食 | 夕食 |
---|---|---|
|
|
|
ウェイクアップコール
山崎宇宙飛行士ら7人のクルーは、クレイトン・アンダーソン宇宙飛行士のためにかけられたスティーブ・グリーンの“Find Us Faithful”で、日本時間4月6日午前9時21分に起床しました。
≫ STS-131 Wakeup Calls (NASA:英語)飛行3日目の予定
- ランデブに向けた軌道制御
- ISSからのスペースシャトルのTPSの撮影
- ISSとのドッキングおよび入室
- OBSSの取出し