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航空機による学生無重力実験コンテスト

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過去のテーマ紹介

第5回 航空機による学生無重力実験コンテスト 実施結果

開催時期:2007年12月14、15、19、20日(コンテストは終了しております)



第5回の概要
募集

募集期間は平成19年5月31日から7月6日までで、45件の応募があり5テーマが選定されました。
選定されたチームは、平成19年8月から12月にかけて、実験の準備を行いました。

5th Poster 5th Poster PDF
(PDF 1.75MB)

選定されたチームの抱負はこちら
   


実験実施

選定されたチームは、平成19年12月、名古屋空港で航空機実験を行いました。日本の学生チームと共に、タイやマレーシアからの学生チームも同時に航空機実験を行いました。

フライト日
・前半チーム   :平成19年12月15日・16日

・後半チーム   :平成19年12月19日・20日

   それぞれ前日に準備

航空機

日記・体験談



実験結果速報



成果報告会

平成20年11月25日、実験の成果報告会が、日本マイクログラビティ応用学会第23回学術講演会(JASMAC-23)毛利ポスターセッション(場所:京都大学百周年時計台記念館)の一環として開催されました。ポスターを使い代表提案者が発表し、発表後の審査会で、最優秀賞1件、優秀賞1件が選定されました。



選定委員
選定委員    現職(専門分野)


細矢 治夫(委員長) お茶の水女子大学 名誉教授(化学)
石岡 憲昭 宇宙航空研究開発機構 宇宙科学研究本部 教授(生物・医学)
遠藤 純夫 宇宙航空研究開発機構 宇宙教育推進室 参事(教育)
高木 隆司 神戸芸術工科大学 芸術工学研究科 特任教授(物理・芸術)
高柳 雄一 多摩六都科学館 館長(宇宙科学全般)
依田 眞一 宇宙航空研究開発機構 宇宙科学研究本部 教授(微小重力科学)
黒谷 明美 宇宙航空研究開発機構 宇宙科学研究本部 准教授(生物・医学)


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第5回テーマ一覧
テーマ名:「ハエは重力を感知して飛んでいるのか?」
学校名
チーム名
  ■ お茶の水女子大学
:  ■ Over the hump
提案者   ■ 堀 友香 他8名

テーマ概要:   ハエは、他の昆虫と違い、平均棍という重力センサーを持つと言われている。しかし近年、実は重力を感知しているのではなく、ジャイロスコープ様の機能なのではないかという説が出ている。微小重力でハエを飛び立たせて微速カメラで撮影し、飛行運動を詳しく解析することで、ハエが重力を感知して飛んでいるのかどうかを検討する。


テーマ名:「ヒラメの行動と眼球運動」
学校名
チーム名
  ■ 藤田保健衛生大学
:  ■ ふらっとひらめ
提案者   ■ 山田 純也 他2名

テーマ概要:   ヒトと同様に魚類では、重力の刺激で眼球運動することが知られている。これは、重力検出器である前庭器官からの入力と、視覚による入力とのミスマッチに起因するといわれている。ヒラメはフ化後12 日目で右目が体の左側に移動しはじめ、成魚では通常の魚と異なり視覚系と前庭系が90 度傾いた状態となっている。ヒラメの微小重力での行動と眼球運動を観察し、従来の通常の魚からのデータと比較することにより、重力環境と生体の関係を考察する。


テーマ名:「微小重力下における濡れ性の違いの定性的観察」
学校名
チーム名
  ■ 東京大学
:  ■ 東京大学無重力ゼミ
提案者   ■ 芳賀 智亮 他6名

テーマ概要:   微小重力では濡れ性や表面張力が液体の挙動の支配的な力を持っている。重力下では水が容器側、油がその上を流れるが、重力が無い場合は濡れ性の良いものが容器側を流れるはずである。微小重力下で、U 字型のパイプの中に水と油を逆方向に流し、両者がぶつかる接触面でどのように振る舞うかを観察する。


テーマ名:「テンプレートを用いた遷移金属ナノワイヤー電析における重力場の影響」
学校名
チーム名
  ■ 京都大学
:  ■ 京都大学エネルギー研究科宇宙資源エネルギー学分野水電解チーム
提案者   ■ 大野 恵 他2名

テーマ概要:   電気化学プロセシングはナノテクノロジーの一つとして、大気圧下でナノ構造デバイスを創成できる可能性を持つ。ここではポリカーボネート膜フィルターを用い、電気化学反応でCu ナノワイヤーが形成される反応過程について、自然対流の影響を調べ、解析する。


テーマ名:「水の電気的性質を利用した拡散・収束実験」
学校名
チーム名
  ■ 高松工業高等専門学校
:  ■ Takatech-SFA
提案者   ■ 舩城 央 他2名

テーマ概要:   水はマイナスの帯電体に引き寄せられる性質がある。微小重力で水の小球を浮かべて、プラスあるいはマイナスの電極を近づけることで、収束・発散する様子を観察する。



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