古川宇宙飛行士は、10月19日に開催された筑波宇宙センター特別公開で、「古川宇宙飛行士と話そう」と題した講演を3回にわたり実施しました。
講演の冒頭で、古川宇宙飛行士は国際宇宙ステーション(ISS)や「きぼう」日本実験棟について紹介し、「きぼう」でどんな実験を行っているのかを解説しました。
解説に続いて、宇宙と地上の違いや宇宙に行くことによって身体に起こる変化について会場に集まった来場者に紹介するために、「宇宙で難しい運動は?」「宇宙で足の裏はどうなる?」といったクイズを古川宇宙飛行士が出題し、自身がISS滞在中に撮影した映像・写真を交えながら、宇宙と地上の違いや身体の変化をわかりやすく説明しました。
クイズコーナーが終わると、古川宇宙飛行士と直接話すことができる本講演目玉の質問タイムとなり、会場からはたくさんの質問が寄せられました。質問に答える中で、古川宇宙飛行士は、宇宙から見た地球の存在感に感銘を受けたことや、地上に帰ってきてから暫くの間、横になっているときに足の上に誰かが乗っていると錯覚するくらい足の重さを強く感じるようになった体験などを語りました。古川宇宙飛行士は、質問がある度に質問者のすぐそばまで駆け寄り、質問に答え終わると質問者ひとりひとりと握手を交わしました。
最後に古川宇宙飛行士は、来場者にメッセージを送り講演を締めくくりました。