2009年12月から国際宇宙ステーション(ISS)に滞在していた第22次/第23次長期滞在クルーの野口宇宙飛行士が、オレッグ・コトフ、ティモシー・クリーマー両宇宙飛行士とともに、ISSでの任務を終え、6月2日にソユーズ宇宙船(21S)で帰還しました。
野口宇宙飛行士の帰還時、若田宇宙飛行士がカザフスタン共和国の着陸地まで行き、NASAジョンソン宇宙センター(JSC)に戻るまでの間、野口宇宙飛行士に付き添いながら関係者との連絡・調整などを行い、野口宇宙飛行士の帰還を支援しました。
野口宇宙飛行士は、JSCに戻った後、医学検査やリハビリを受けるかたわら、関係者とのデブリーフィング(技術的な報告会)や記者会見などを行いました。
6月下旬には、コトフ、クリーマー両宇宙飛行士とともにロシアのガガーリン宇宙飛行士訓練センター(Gagarin Cosmonaut Training Center: GCTC)を訪れ、ソユーズ宇宙船に関わるデブリーフィングを行いました。また、歓迎セレモニーや記者会見に参加し、記者会見では、「実際に乗ってみないと分からないことがいっぱいあった。この体験を日本人宇宙飛行士の仲間に伝えたい」と語りました。