油井、大西両宇宙飛行士候補者は、国内での基礎訓練の一環で、「きぼう」日本実験棟に関わる訓練を筑波宇宙センター(TKSC)で行いました。
訓練では、「きぼう」の構造やシステムのほか、電力系、通信制御系、熱制御系、環境制御系、実験支援系などのサブシステムについて学びました。
また、油井宇宙飛行士候補者は「きぼう」のエアロック訓練の様子を、大西宇宙飛行士候補者は「きぼう」のロボットアーム訓練の様子を報道関係者らに公開しました。
訓練後に記者会見が行われ、油井宇宙飛行士候補者はNASAでの訓練について、「NASAやカナダの候補生とともに訓練を受けることを楽しみにしている。彼らと仲良く訓練をともにしながらも、競争だということを忘れず、日本の代表として、恥ずかしくないような訓練の成果を出したい。」と抱負を語りました。
大西宇宙飛行士候補者は国内訓練を振り返り、「朝起きたときからその日の訓練の事を考え、TKSCでの訓練、帰宅後の予習、復習であっという間に1日が過ぎていく感じだが、充実した生活が送れている。」と述べ、「これから先の訓練は厳しいだろうが、一つ一つ楽しむ気持ちを忘れずに、頑張っていきたい。」と、NASAでの訓練について意気込みを語りました。