星出宇宙飛行士は、NASAジョンソン宇宙センター(JSC)にある無重量環境訓練施設(Neutral Buoyancy Laboratory: NBL)にて、1J(STS-124)ミッションのクルーと共に、ウォーター・サバイバル訓練を実施しました。
この訓練は、打上げ・帰還時にスペースシャトルに異常が発生した場合を想定し、スペースシャトルからの脱出手順や、海上に着水後、救助が来るまでのサバイバル装備の操作方法などを習得するための訓練です。
スペースシャトルから脱出したクルーが海に落下することを想定し、NBLのプールを使用したこのようなサバイバル訓練が実施されます。打上げと帰還の際に着用する与圧服(オレンジスーツ)とパラシュートバッグの中には、医療キットや小型の救命ボート、浮き輪、水、無線機などのサバイバル装備が入っており、訓練は実際の状況を模擬するため、これらの与圧服・パラシュートバッグを着用・装備して行われます。
※ 星出宇宙飛行士が自ら綴るジャーナル"Tsukuba, Station, S/G1"にも訓練の様子が掲載されています。是非ご覧下さい。