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ISS搭乗宇宙飛行士活動レポート 2003年11月 |
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ISS搭乗宇宙飛行士の2003年11月の活動状況についてご紹介します。 第5回船外活動手順開発試験
JAXA筑波宇宙センターの無重量環境試験棟(Weightless Environment Test Building: WET)で、約1週間にわたり第5回船外活動手順開発試験が行われました。この試験は、国際宇宙ステーション(ISS)で船外活動を行う時の組立て手順や宇宙飛行士の移動方法、作業にかかる時間などの確認を行い、より効率の良い組立て手順を確立することを目的としています。
古川、星出、角野宇宙飛行士は、この試験にオブザーバとして参加し、水槽(Weightless Environment Test System:
WETS)内やコントロール室から試験の様子を確認しました。また星出宇宙飛行士は、19日に行われたプレス公開において、若田宇宙飛行士が試験を行う中、報道関係者に対して試験の解説を行いました。 ISSを利用した第5回宇宙授業
「ISSを利用した第5回宇宙授業」が、南海放送とJAXAの共催により南海放送本町会館(松山市)にて開催されました。この宇宙授業は、会場の参加者とISSに滞在中の宇宙飛行士とが直接交信を行う教育イベントで、今回の宇宙授業には松山市内の親子250組500人が参加し、その内15人の子どもたちとISSのクルーとの間で質疑応答が行われました。 星出宇宙飛行士は、ISSとの交信が始まる前に、参加者に対して宇宙の歴史や宇宙飛行士、またISSなどについて解説を行い、交信中は進行役として質問をする子どもたちとISSのクルーとの間をとりまとめました。 ISSを利用した第5回宇宙授業の様子については、こちら(南海放送のページ)をご覧ください。
講演活動古川宇宙飛行士は、金沢市キゴ山天体観察センタープレールームにて行われた「古川飛行士と語ろう!宇宙へのあこがれ」で講演を行いました。講演会には金沢市内の小中学生および保護者など約400名が参加し、勝ち抜きクイズも行われるなど、出演者・参加者一体となって大いに盛り上がりをみせた講演会となりました。
また、角野宇宙飛行士は、新潟市を訪れ、新潟大学(「新潟大学工学部宇宙飛行士講演会」)、および朱鷺メッセ(「第47回宇宙科学技術連合講演会」)で講演を行いました。両講演とも、打上げや帰還時に万一不時着した際、サバイバルキットのつり道具などで自ら食料を確保しなければならない話などに参加者は驚きとともに大いなる関心を寄せ、後半はISS内での食事や生活、訓練などについて質疑応答が行われました。 |
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最終更新日:2003年12月15日 | |||||||||||||||||||||||
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