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ISS搭乗宇宙飛行士活動レポート 2002年11月


ISS搭乗宇宙飛行士の2002年11月の活動状況についてご紹介します。

 

第7回共同運用パネル(JJOP #7)

共同運用パネル(Japanese Joint Operation Panel:JJOP)とは、「きぼう」日本実験棟の運用に関するNASAとNASDAの役割分担、運用中のルールや手順などを定める会議で、およそ年2回開催されています。

7回目となるJJOP #7は11月初旬に筑波宇宙センターで開催され、星出、角野宇宙飛行士は、この会議に参加しました。



MEIT-III TIM

MEIT(Multi-Element Integration Test)とは、国際宇宙ステーション(ISS)の各モジュールが打ち上げられる前に、地上で各モジュール間のインタフェース・システムの機能・軌道上運用手順の確認を行う試験です。MEITは打上げ時期の近いモジュール毎に3回に分けて実施され、「きぼう」については3回目のMEIT(MEIT-III)で、「きぼう」が結合するノード2との間で試験が行われる予定です。

星出、角野宇宙飛行士は、11月下旬から12月上旬にかけて筑波宇宙センターで開催されたMEIT-IIIの国際技術調整会議(Technical Interchange Meeting:TIM)に参加しました。



2ndフェーズ「きぼう」システムアドバンスト訓練のためのパイロットコース訓練
角野宇宙飛行士

2002年11月11日~12月13日にかけて、2ndフェーズ「きぼう」日本実験棟システムアドバンスト訓練のためのパイロットコース訓練が行われました。

角野宇宙飛行士は、この訓練にオブザーバとして参加し、他国から参加した飛行士や、同じくオブザーバとして参加したエンジニア、インストラクタと議論を行い、「きぼう」の訓練をより良いものにするための活動を行いました。



第4回船外活動手順開発試験プレス公開
試験の解説を行う古川宇宙飛行士

筑波宇宙センターの無重量環境試験棟(WET)で、2002年11月4日~22日の間、第4回船外活動手順開発試験が行われました。古川、星出、角野宇宙飛行士は試験をオブザーブし、自身の船外活動技能の向上に努めました。

11月6日にはプレス公開が行われ、土井宇宙飛行士が宇宙服(*)を着用して試験を行う中、古川宇宙飛行士は報道関係者に対して試験の解説を行いました。

なお、12月には古川、星出宇宙飛行士は宇宙服(*)を着用して船外活動訓練を行いました。この模様は12月の活動レポートでお伝えします。

* 水中で使用する宇宙服は、軌道上で使用する宇宙服の一部を水中用に改修したものです。



シャノン・ルーシッド宇宙飛行士訪問
古川、角野宇宙飛行士

11月20日、シャノン・ルーシッド宇宙飛行士が筑波宇宙センターを訪れました。ルーシッド宇宙飛行士は6回のスペースシャトルフライトとミール宇宙ステーション滞在により、223日間におよぶ女性宇宙飛行士として最長の宇宙滞在記録を持つ宇宙飛行士です。

古川、角野宇宙飛行士は、ルーシッド宇宙飛行士を宇宙ステ-ション試験棟内のクリーンルームへ案内し、「きぼう」フライトモデル(実機)について説明しました。



京都産業大学講演

古川宇宙飛行士は、11月27日に京都産業大学で講演を行い、宇宙飛行士になった夢実現へのエピソードや今後の挑戦について語り、大学生中心の聴衆にエールを送りました。

 

ISS搭乗日本人宇宙飛行士活動レポート12月分は1月中旬頃に掲載予定です。お楽しみに。

 

最終更新日:2002年12月26日

 
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