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ISS搭乗宇宙飛行士活動レポート 2002年 6月

 3人の宇宙飛行士の2002年6月の活動状況についてご紹介します。

「きぼう」エアロック操作訓練
古川、星出宇宙飛行士 角野宇宙飛行士
古川、星出宇宙飛行士
角野宇宙飛行士
 3人は維持向上訓練の一環として、筑波宇宙センターにある「きぼう」エアロックトレーナを使用して、「きぼう」エアロック操作訓練を行いました。「きぼう」日本実験棟のエアロックは、1気圧の船内実験室と真空の宇宙空間との間の、物資専用の出入り口です。実験装置を模擬した箱を、エアロックを通して船内実験室側から宇宙空間側に出したり、その逆の操作をおこないました。
 「きぼう」エアロックの詳細については、こちらをご覧ください。

飛行機操縦訓練
古川宇宙飛行士
古川宇宙飛行士
 古川宇宙飛行士は、米国テキサス州ヒューストンにて小型軽飛行機(Cessna172)を用いた飛行機操縦訓練をおこないました。この訓練は、宇宙飛行士に必要なマルチタスク能力、英語による無線でのコミュニケーション能力、ストレス環境下での状況認識力や判断力などを維持・向上させることが目的です。外の景色が見えないようにし、計器だけをたよりに飛行する計器飛行を中心におこないました。
 なお、星出宇宙飛行士は同様の訓練を5月におこなっています。

第6回共同運用パネル(JJOP#6:Japanese Joint Operation Panel #6)参加
 古川宇宙飛行士は、土井宇宙飛行士と共にジョンソン宇宙センターでおこなわれた共同運用パネルに参加しました。共同運用パネルとは、「きぼう」運用に関するNASAとNASDAの役割分担、運用中のルールや手順などを定める会議で、およそ年2回開催されています。
 今回は主に、「きぼう」の組立てスケジュール、宇宙飛行士が宇宙ステーション内で使用する端末の画面レイアウト、8月に行われる予定の「きぼう」安全審査に向けての調整がおこなわれました。

宇宙関連ブロードバンドサイトインタビュー
角野宇宙飛行士と松本零士氏
角野宇宙飛行士と松本零士氏
 広報活動の一環として、角野宇宙飛行士は宇宙関連ブロードバンドサイトの番組のためインタビューに答えました。
 このインタビューでは、漫画家の松本零士氏との対談という形でおこなわれ、お互いに宇宙に興味を持ったきっかけや宇宙でやりたいこと、日々の訓練や業務についての苦労話や体験談、お互いの宇宙観や未来の宇宙開発への期待など展望を語り合いました。



 ISS搭乗日本人宇宙飛行士活動レポート7月分は8月中旬頃に掲載予定です。お楽しみに。


最終更新日:2002年7月17日



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