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JAXAの宇宙飛行士

大西宇宙飛行士のNEEMO日記(第11回)「10月21日:海底2日目」

最終更新日:2011年10月24日

アクエリアス滞在2日目。

2009AscanBatch

起床時刻の朝6時より少し早く、5時半ごろ目を覚ましました。さすがに疲れていたのか、ぐっすり眠っていたようです。片側に三段ずつ並んだベッドの真ん中の段で、少しでも頭を持ち上げると上段ベッドの床にぶつかりそうです。

寝相の悪さには自信があるので、いつベッドから落ちてしまわないかとドキドキです。落ちたら痛いだろうな・・・、などとぼんやり考えていると、ふと視界の隅がキラッと光ります。

見ると寝室、というか睡眠スペースの端についている窓の外を横切って行く魚達の鱗が、アクエリアスの外部照明に照らされてキラキラと光り輝いています。綺麗だなあ、と思わず見とれてしまいました。

そんな平和なひと時も、朝6時の起床時刻とともに終わりを告げ、それから夜の9時過ぎまでノンストップの忙しさ!!

噂に聞く、スペースシャトルミッションの忙しさとはこんな感じでしょうか。とにかくスケジュールに追われ、その合間にご飯をかきこみます。

気づいたら、もう寝る時間が迫っています。

ケーブルを伝って

(提供:JAXA/NASA/NOAA/UNCW )

簡単に今日の船外活動について書きたいと思います。今日の目的は、小惑星上での移動手段のテストです。

まず水中で自分の重さと浮力が釣り合うように、おもりと浮きを調整します。そうすることによって、水中で無重力状態に近い状態を作り出すのです。そうして、海底に張り巡らせたケーブルを手繰りながら移動してみます。何もないと、そのまま海底に留まっていられないからです。体が浮いているので、ケーブルを伝ってスイスイ動けます。移動手段としては、十分役に立つ気がします。

次に、そのケーブルを握って足を踏ん張ってみます。ちょうど地上で立つように、海底に立つことができました。

ケーブルを伝って

(提供:JAXA/NASA/NOAA/UNCW )

さらにそのままケーブルに力をこめたまま足を動かせば歩くことも可能です。そうやって、海底を移動しながら岩石の収集などを行って、それにかかった時間を計るのです。

一通りデータを取って、無事今日の船外活動を終えました。明日はまた別の移動手段を試すことになります。

忙しいですが、まだまだ始まったばかり。明日も引き続き頑張ります!

それでは、今日はこのへんで。おやすみなさいzzzzz....。



NASAによるNEEMO15の写真はこちら

アクエリアスのライブ映像はこちら(英語)

※特に断りのない限り、日時は現地時間(米国東部夏時間)です。

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