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NASAステータスレポート(2008年まで)

国際宇宙ステーションNASAステータスレポート #07-25

最終更新日:2007年5月14日
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第15次長期滞在クルー
2007年5月11日(金) 午後11時00分(米国中部夏時間)
2007年5月12日(土) 午後1時00分(日本時間)

2.3トン以上の推進剤、空気、水、その他の補給品や機材などの物資を積載した新しいプログレス補給船(25P)は、米国中部夏時間5月11日午後10時25分(日本時間5月12日午後0時25分)に、カザフスタン共和国のバイコヌール宇宙基地から国際宇宙ステーション(ISS)に向けて打ち上げられました。

この無人のプログレス補給船(25P)は、5月15日午前0時10分(同5月15日午後2時10分)に、ISSとドッキングする予定となっています。プログレス補給船(25P)には、1,050ポンド(約476kg)以上の推進剤、およそ100ポンド(約45kg)の空気、925ポンド(約420kg)以上の水、3,042ポンド(約1,380kg)のドライカーゴを含む、合計5,125ポンド(約2,325kg)の物資が積載されています。NASA TVでは、5月14日午後11時30分(同5月15日午後1時30分)からドッキングの模様を中継する予定です。

プログレス補給船(25P)は、「ズヴェズダ」(ロシアのサービスモジュール)後部のドッキングポートにドッキングするために、Kurs自動ドッキングシステムを使う予定です。人による介在が必要になった場合は、第15次長期滞在クルーのコマンダーであるフョードル・ユールチキンがTORU手動ドッキングシステムを操作する予定です。

5月8日、ユールチキンとフライトエンジニアのサニータ・ウィリアムズとオレッグ・コトフは、ISSに現在ドッキング中のプログレス補給船(24P)とISSとの間で通信試験を行いました。5月9日はロシアの第二次世界大戦の終戦を祝う戦勝記念日であったため、クルーは必要最小限の活動のみを行いました。

5月10日、コトフは呼吸実験を行い、ウィリアムズとユールチキンはおよそ3時間をかけて、制振装置付きトレッドミル(Treadmill Vibration Isolation and System: TVIS)のジャイロスコープの破損したスチールロープを交換しました。このジャイロスコープは、クルーの運動によって生じる振動がISSのほかの部分に伝わり、繊細な実験を妨害するのを防ぐシステムの一部です。ウィリアムズとユールチキンは、この作業を5月11日に完了させました。

さらに5月10日には、飛行管制官が故障したコントロール・モーメント・ジャイロ(Control Moment Gyroscope:CMG)3の試験も行いました。この試験では、CMGをさまざまな方向に傾けて速度を変化させて、CMGの動作への影響があるかどうか、あるとすればどのようなものかを調べるものです。重さ600ポンド(約272kg)のCMG3は、宇宙でISSの姿勢を保つ4基のCMGのうちの1基ですが、回転を止めていました。CMG3は、今年夏に予定されているSTS-118ミッションで交換される予定です。

ISSクルーの活動状況、また各地域でのISSの可視状況などについてはhttp://www.nasa.gov/stationをご覧ください。

次回のISSステータスレポートは5月15日のプログレス補給船(25P)のドッキング後、または新規イベントがあれば発行する予定です。

出典:International Space Station Status Report #07-25(NASA)

*併記の無い限り日時はすべて米国日時とします。

 
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