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第15次長期滞在クルー
2007年5月4日(金) 午後3時00分(米国中部夏時間)
2007年5月5日(土) 午前5時00分(日本時間)
第15次長期滞在クルーは滞在2週目の今週、さまざまなメンテナンス作業、科学実験、さらに5月15日に予定されているプログレス補給船(25P)の到着に向けた準備を行いました。
4月28日には、新しいプログレス補給船(25P)の到着に備え、ドッキング中のプログレス補給船(24P)のエンジンを使って国際宇宙ステーション(ISS)のリブースト(軌道上昇)を行いました。このリブーストによって、6月に打上げを予定しているSTS-117ミッションのランデブの機会も増えました。また、第15次長期滞在クルーのコマンダーであるフョードル・ユールチキンと、フライトエンジニアのオレッグ・コトフ、およびサニータ・ウィリアムズは、後日使用するために、プログレス補給船(24P)からドッキング機構を取り外しました。
今週は、多様な科学実験も行われました。ウィリアムズは、弾性記憶複合材ヒンジの試験(Elastic Memory Composite Hinge: EMCH)の5回目を終えました。この実験は、新しい複合材製のヒンジの宇宙での特性を調べるものです。
ウィリアムズはまた、ISS内の微生物および化学物質を速やかに検出する携帯デバイスの試験を行いました。この研究は、ISSクルーの健康と安全を守る早期警報システムを備えることを目的としています。さらにウィリアムズは、微小重力研究グローブボックス(Microgravity Science Glovebox: MSG)の年1回の再認証を終了したほか、除細動器の点検を実施しました。
コトフは、「ザーリャ」(基本機能モジュール)のメンテナンスを行い、バッテリ1台の温度センサの電気回路を試験しました。コトフはさらに、ロシアのリアルタイム有害ガス分析システム(Real-Time Harmful Contaminant Gas Analyzer system)で、ISS内の空気測定データの定期収集を行いました。
そのほかのハードウェア関連作業およびメンテナンス作業としては、船室内の空気循環装置(Common Cabin Air Analyzer)の交換、「ズヴェズダ」(ロシアのサービスモジュール)と「デスティニー」(米国実験棟)内の騒音レベルの測定、および米国の宇宙服のバッテリ充電を行いました。
(訳注:Common Cabin Air Analyzer(原文)は、Common Cabin Air Assemblyの記述ミスと考えられる。)
クルーは、今週最後の作業として、ズヴェズダの熱交換機を交換しました。また、デスティニー内の実験ラックで使用していたコンピュータを取り替えました。
週末は、定期的な整理整頓や家族との交信、アマチュア無線交信など、ほとんどが自由時間になる予定です。
ISSクルーの活動状況、また各地域でのISSの可視状況などについてはhttp://www.nasa.gov/stationをご覧ください。
次回のISSステータスレポートは5月11日、または新規イベントがあれば発行する予定です。
出典:International Space Station Status Report #07-24(NASA)
*併記の無い限り日時はすべて米国日時とします。
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