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NASAステータスレポート(2008年まで)

国際宇宙ステーションNASAステータスレポート #07-17

最終更新日:2007年4月 9日
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第14次長期滞在クルー
2007年4月6日(金) 午後3時00分(米国中部夏時間)
2007年4月7日(土) 午前5時00分(日本時間)

今週、国際宇宙ステーション(ISS)の第14次長期滞在クルーは、健康診断や科学実験の実施、第15次長期滞在クルーの到着準備などで忙しく過ごしました。

第15次長期滞在クルーのコマンダーであるフョードル・ユールチキンと、フライトエンジニアのオレッグ・コトフ、そして宇宙旅行者で米国の実業家であるチャールズ・シモニー氏は、カザフスタン共和国のバイコヌール宇宙基地から、米国中部夏時間4月7日午後0時30分(日本時間4月8日午前2時30分)頃に打ち上げられる予定です。3人が搭乗するソユーズTMA-10宇宙船(14S)は、4月9日午後2時12分(同4月10日午前4時12分)頃に、ISSとドッキングする予定です。

第14次長期滞在クルーのコマンダーであるマイケル・ロペズ-アレグリアとフライトエンジニアのミハイル・チューリンは、シモニー氏と共に4月20日に帰還する予定です。帰還に備え、ロペズ-アレグリアとチューリンは、降下の手順を確認しました。

第14次長期滞在クルーに途中で合流したフライトエンジニアのサニータ・ウィリアムズは、第15次長期滞在クルーのメンバーとしてISSに残り、第15次長期滞在期間の前半を共に過ごします。4月4日に両クルーは宇宙と地上を結んだ会議を開き、これからのミッションでの活動について話し合いました。

4月2日、ロペズ-アレグリアは1回のミッションでの宇宙滞在日数の米国記録196日間を更新しました。以前の記録は、長期滞在クルーだったダニエル・バーシュとカール・ウォルツが2001年から2002年にかけて樹立したものでした。

第14次長期滞在クルーは今週、定期健康診断を行いました。また、ビデオテープレコーダと、健康診断に使用した検眼鏡の故障した照明に関わる作業も行いました。クルーは、ISSのシステムの状態を監視するワイヤレスデータ計測システム(Internal Wireless Instrumentation System: IWIS)から情報をダウンロードしました。

クルーは、ISSでの科学実験も引き続き行いました。ウィリアムズは、アラバマ州ハンツビルのNASAマーシャル宇宙飛行センター(MSFC)の研究者とそのパートナーが開発したバクテリアの検出器の試験を開始しました。このバクテリアと菌のチップサイズ検出器の試験(Lab-on-a-Chip Application Development-Portable Test System: LOCAD-PTS)で使用する検出器は、小型のアイスボックスに収納できるほど小さい携帯用のバクテリア検出器です。残り4回の試験が予定されており、今後、週末の科学実験の時間に試験が行われる予定です。

ロペズ-アレグリアとチューリンは、宇宙飛行による反応・順応能力の変化の実験(Test of Reaction and Adaptation Capabilities: TRAC)の装置を使って、手と眼球の協調性を調べる6回目の実験を終えました。この実験は、宇宙飛行中に運動神経が衰える原因が、脳が宇宙へ適応した結果なのかどうかを調べるものです。 手と眼球の協調性を調べる実験は、ミッション前、ミッション中、ミッション後に行われます。

クルーはさらに、宇宙飛行士の中枢神経系へ長期間の飛行が与える影響(Anomalous Long Term Effects in Astronauts' Central Nervous System: ALTEA)実験を引き続き実施しました。この実験では、計器のついたヘルメットを装着して宇宙飛行士の脳を通り抜ける宇宙放射線、脳の活動、および視覚を測定します。この実験によって、宇宙飛行士がどの程度の宇宙線に曝されているかについて研究者の理解が深まり、将来の長期宇宙飛行に備えた対策の開発に役立つと期待されています。

ISSクルーの活動状況、また各地域でのISSの可視状況などについてはhttp://www.nasa.gov/stationをご覧ください。

次回のISSステータスレポートは、4月7日のソユーズTMA-10宇宙船(14S)打上げ後、または新規イベントがあれば発行する予定です。

出典:International Space Station Status Report #07-17(NASA)

*併記の無い限り日時はすべて米国日時とします。

 
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