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JAXA宇宙飛行士によるISS長期滞在

油井亀美也宇宙飛行士
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油井宇宙飛行士の活動状況(2015年10月 1日)

9月28日、油井宇宙飛行士とチェル・リングリン宇宙飛行士は、「こうのとり」5号機とISSの「ハーモニー」(第2結合部)を繋いでいるケーブルを全てはずし、「こうのとり」5号機を分離する準備を終了しました。

また、「きぼう」日本実験棟の船内実験室では、細胞培養装置(CBEF)の中から小動物飼育装置(MHU)を取り外し、Plant Gravity Sensing実験(植物の重力関知メカニズムに迫る「植物細胞の重力受容の形成とその分子機構の研究」)機器に入れ替えました。Plant Gravity Sensing実験は、シロイヌナズナを重力のない宇宙で生育させ、宇宙における重力応答を調べる実験です。

欧州宇宙機関(ESA)の実験では、油井宇宙飛行士は、ISSのラップトップからドイツにあるESAのサーベイヤー・ローバーにコマンドを送り、操縦しました。油井宇宙飛行士は2台のローバーと着陸船からの映像を見ながらEurobotローバーの周囲360度の点検を行いました。

この実験は、将来惑星軌道を周回している宇宙船から惑星表面の探査ローバを操縦する際の人間とロボットの協調作業の利便性を調べる実験です。


写真

デスティニ―の天井側のラックを倒して作業しているチェル・リングリン宇宙飛行士(手前)と油井宇宙飛行士(ラックの向こう側)(出典:JAXA/NASA)

9月29日、油井宇宙飛行士とチェル・リングリン宇宙飛行士は、米国側モジュールの再構成の一環として、「デスティニー」(米国実験棟)後方の端から、右舷側天井のすみに電力ケーブルを通す作業を行いました。

各ラックは片側を軸にして手前に倒すことができるようになっており、この日はシステムラックのひとつを手前に倒して作業しました。


9月30日、油井宇宙飛行士とチェル・リングリン宇宙飛行士は、昨日に続いてデスティニー前方の端から途中まで、右舷側天井のすみに2本の電力ケーブルを敷設しました。これらのケーブルは昨日敷設した電力ケーブルに接続されました。

今回の作業を行うために、デスティニー天井側の2つの実験ラックと保管ラックを手前に倒す必要がありました。

これらの電力ケーブルの敷設が終われば、ハーモニーからユニティの地球側ドッキングポートとギャレーラックに電力を供給できるようになります。

デスティニーからユニティへの電力ケーブル敷設作業は来週も続きます。


*断りの無い限り、日時はISSでの時間(世界標準時(日本時間-9時間))です。

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