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油井宇宙飛行士が記者会見を実施(2015年1月 6日)
1月5日、国際宇宙ステーション(ISS)の第44次/第45次長期滞在クルーに任命されている油井宇宙飛行士が、JAXAの東京事務所で記者会見を行いました。
油井宇宙飛行士は、集まった多くの報道関係者らに対して、会見の冒頭で挨拶をしたのに続き、打上げに向けた現在の訓練状況や自身のミッションの概要を説明しました。
ミッションの概要を説明する中で、油井宇宙飛行士は、来年度打上げが予定されている宇宙ステーション補給機「こうのとり」5号機(HTV5)でISSに運ばれる予定の高エネルギー電子・ガンマ線観測装置(CALorimetric Electron Telescope: CALET)の成果に期待を寄せていることや、「きぼう」日本実験棟で行われている超小型衛星放出などの民間利用の促進に一役買いたいと思っていることなどを語りました。
質疑応答では、前職の航空自衛隊でのテストパイロットの経験を活かして、ISSでの仕事をより良くできないか問題意識を持ってISSでの任務に取り組みたいと語る場面もありました。また、将来の有人惑星探査を見据えて、次につなげる新たな挑戦をテーマに、様々な実験にも積極的に参加したいと語りました。
今回の記者会見は、ISS長期滞在ミッション前最後の帰国の機会に合わせて行われました。今後2週間にわたって筑波宇宙センターで「きぼう」のシステム機器や実験に関わる訓練を行う予定です。日本での訓練を終えた後は、2015年5月からのISS長期滞在に向けて、米国とロシアで引き続き訓練を行います。
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