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7月29日、宇宙ステーション補給機「こうのとり」5号機(HTV5)に緊急で搭載することになったNASAの物資が「こうのとり」5号機を打ち上げる種子島まで空輸されました。
運ばれてきた物資は、国際宇宙ステーション(ISS)の水再生システムの交換部品(フィルタやポンプ)の緊急物資のほか、軌道上の宇宙飛行士が使用する生活用品など約210キログラムです。
「こうのとり」は初号機以降、物資搭載方法の効率化を常に行っており、このようなレイトアクセスと呼ばれる最終積込み物資の可能量を増やしています。通常は、打上げの約4か月前に物資の積込みを行いますが、この速達サービスでは打上げ10日前~80時間前まで積込みが可能です。レイトアクセスの対応が可能な荷物の量およびサイズは世界の補給船の中で最大です。
今回も、決まっていた物資の搭載計画を細かく検討し、搭載の仕方をさらに工夫して、NASAの緊急要請に日本の緻密な技術で応えました。
輸送されたNASAの物資は、種子島宇宙センターに運ばれ、HTV5搭載にむけて日本側に引き渡されました。
*写真の出典はすべてJAXAです。Copyright 2007 Japan Aerospace Exploration Agency | SNS運用方針 | サイトポリシー・利用規約 |