宇宙連詩 みんなで紡ごう、宇宙に流れる生命のメッセージ

宇宙連詩とは

2007年7月6日、宇宙連詩第2期がスタートいたします。

 遥か古代より、宇宙は“人類の夢”であり、“いのちを考える場所”としてありました。科学の進歩により次々と未知の世界が解き明かされている現代においてもなお、宇宙は私たちの好奇心を限りなく刺激すると同時に、無限への畏怖を教える存在としてそこにあります。 「宇宙連詩」は、宇宙について、地球について、生命(いのち)について、国境、文化、世代、専門、役割を超えて共に考え、「連詩」を通して協働の場を創出していこうという試みです。

 「連詩」は、大岡信氏により、日本伝統文化の連歌・連句を発展させて生まれた形式で、世界中に広められてきました。その大岡信氏を裁き手に、インターネットによる一般公募を基本に、詩人・文化人による寄稿を組み合わせながら、宇宙連詩を編纂します。

 第1期(2006年10月〜2007年3月)では、半年をかけて公募と寄稿を組み合わせて、全24詩からなる宇宙連詩を編纂しました。8歳から98歳まで、延べ約800名の国内外の方々から、ご応募を頂きました。プラネタリウムや学校でのご利用も始まりました。完成した宇宙連詩は、DVDディスクに記録し、来年2月に、JAXAの土井隆雄宇宙飛行士により、国際宇宙ステーション「きぼう」へ打上・保管する予定です。

 この度の第2期(2007年7月6日〜2008年2月8日)では、「星があるの巻」という題で、全24詩の宇宙連詩を編纂します。今回は、寄稿者にアジア・太平洋地域の詩人を迎え、国を超えた多くの人々の参加を呼びかけます。また、月1回、ウェブサイト(日本語版のみ)において、各界の識者による「ことばをめぐるエッセイ」を連載します。宇宙連詩が、「宇宙」と「ことば」によって、人と人をつなぐ場となり、「ことば」の現在と未来を照らす灯台のような役割を果たすことを願っています。第2期の宇宙連詩も、2008年に国際宇宙ステーション「きぼう」へ打上・保管する予定です。

 第3期(2008年度)では、国際宇宙ステーション「きぼう」上からのJAXA宇宙飛行士の寄稿を交えた、宇宙連詩の編纂を予定しております。2008年から、日本人宇宙飛行士の国際宇宙ステーションの長期滞在が始まる予定です。

 宇宙連詩の発展・普及にご興味のおありの方は、JAXA宇宙連詩担当までご連絡ください。

JAXA 独立行政法人宇宙航空研究開発機構
宇宙連詩編纂委員会

お問い合わせ・連絡先
JAXA宇宙環境利用センター 宇宙連詩担当(山中 勉)
電話:029-868-3604 FAX:029-868-3956 Email:














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