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昨日の訓練公開に続いて、日本時間3月9日(米国時間3月8日)、JAXAのヒューストン駐在員事務所とJAXA東京事務所をTV会議システムで繋いで、大西宇宙飛行士の記者会見が行われました。
大西宇宙飛行士は、昨日の訓練公開に来た在米メディアと、本日東京事務所に集まったメディアに対して感謝の言葉を述べ、訓練内容について次のような説明を行いました。
国際宇宙ステーション(ISS)のシステム不具合は、ほとんどが地上の運用管制チームで対処できますが、宇宙飛行士の生命に直結する緊急事態については、宇宙飛行士自らが対応できるよう、じっくり時間をかけて訓練し、個人とチームのスキルを磨いていく必要があります。緊急事態とは、火災、急減圧、アンモニア漏洩の3種を想定しています。
昨日の訓練は、チームで行う5回目であり最後の訓練でした。これまで繰り返し訓練を行ってきたので、体が対応を覚えており、手ごたえを感じているとのことです。
公開した急減圧対処訓練は、「きぼう」日本実験棟で減圧が発生したと想定した訓練で、通常の訓練では「きぼう」を隔離して終了しますが、更に空気が漏れている個所を特定し、修復するまでを行いました。初めて行いましたが、ISSの船長(コマンダー)であるアナトーリ・イヴァニシン宇宙飛行士を中心にチームワーク良くできたので、チームとしても個人としても準備万端であることが確認できたとのことです。
そして、フライトまで3カ月を切り、スキルアップと家族との時間を大切にし、万全の状態で打上げに臨みたい、と抱負を述べました。
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