JAXAが協力する宇宙教育実験「スペースラボ」の最優秀賞発表イベントが行われました
最終更新日:2012年3月27日
星出宇宙飛行士が審査員として選定に加わった、「スペースラボ」実験提案テーマの最優秀賞発表イベントが米国ワシントンDCで行われ、以下の2組の提案テーマが最優秀賞に選ばれました。
選ばれた提案テーマは国際宇宙ステーション(ISS)で実演され、その模様はYouTubeで生中継される予定です。
グループ |
提案者 |
国籍 |
提案テーマ |
14~16歳 |
ドロシー・チェン
サラ・マ |
アメリカ |
「宇宙で育った超細菌は、地球における治療法になり得るか?」 |
17~18歳 |
アム・モハメド |
エジプト |
「宇宙は蜘蛛に新しい芸を教えるか?」 |
最優秀賞提案テーマの詳細に関しましては、下記「スペースラボ」のウェブサイトをご覧ください。
- 「スペースラボ」ウェブサイト(別ウィンドウで開きます)
また、本件の審査員を務め、受賞提案の実演予定者である星出宇宙飛行士から、メッセージビデオが届いております。
- 星出宇宙飛行士からの祝賀メッセージ(英語)[WMV: 53秒]
JAXAは、YouTubeが募集するISSでの宇宙教育実験「スペースラボ」(YouTube Space Lab)に協力します。
この「スペースラボ」は、14歳から18歳までの世界中の青少年を対象に宇宙空間で行う科学実験を募集し、その評価を競うものです。コンテストで優勝した実験は、ISSで実際に行われることになっており、YouTubeでその様子を世界中の視聴者に向けてライブストリーム放送する予定です。
「スペースラボ」の狙いは、世界中の子供達が宇宙の神秘に触れ、それをきっかけに科学への関心と理解を深める優れた宇宙教育プログラムであることから、JAXAも協力することにしました。
協力の一環として、2012年初夏頃からISSでの長期滞在を予定している星出彰彦宇宙飛行士がアイデア選考に参加します。また、優勝者の特典である種子島宇宙センターへの見学について受け入れを予定しています。JAXAは、日本の皆様のユニークで宇宙ならではの実験の提案テーマ応募を期待しています。
応募にあたっての詳細は、「スペースラボ」のウェブサイトをご覧ください。なお、「スペースラボ」のウェブサイトでは、教育者関係者向けとして、「スペースラボ」を含むYouTubeの教育用コンテンツ専用チャンネル(YouTube EDU)を紹介するページが用意されています。「スペースラボ」を教育活動に利用することを検討される場合は、こちらも併せてご覧ください。
- 「スペースラボ」ウェブサイト(別ウィンドウで開きます)
- 「スペースラボ」教育者関係者向けページ(別ウィンドウで開きます)
【星出彰彦宇宙飛行士から参加者へのメッセージ】
地球上では、温度や圧力、湿度など、様々な条件をコントロールして実験することができます。しかし、重力はコントロールできません。微小重力環境の国際宇宙ステーションだからこそできる、ワクワクするような実験をあなたも提案してみませんか?
皆さんの知的好奇心が発揮される、未来に続くような意外性のある実験が数多く提案されることを期待しています。
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募集概要
コンテスト主催 |
YouTube、レノボ、スペース・アドベンチャーズ社 |
募集期間 |
平成23年10月11日(火)~12月14日(水) |
応募方法 |
実験について、実験課題・仮説・方法・結果を含む2分間の動画をYouTubeの「スペースラボ」へアップロードしてください。 |
応募対象 |
- 14~18歳の学生が対象となり、14~16歳、17~18歳のふたつのグループに分けられ選考されます。
- 個人、2名または3名までのチームで応募することが可能です。
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その他 |
- 実験での禁止事項がありますので、「スペースラボ」に掲載する「実験のガイドライン」を確認ください。
- 物理学者や宇宙飛行士(星出彰彦JAXA宇宙飛行士)らで構成される審査団およびYouTubeユーザーによるオンライン投票による選考により、優勝者、地域レベル優秀者が選ばれます。
- 優勝者のアイデアがISSで行われます。そのほか、優勝者には特典が用意されています。
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詳細サイト |
詳細は「スペースラボ」のウェブサイトをご覧ください。
http://www.youtube.com/spacelab/(別ウィンドウで開きます)
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- 宇宙に関する質問&回答集 (Q&A)
- キーボーの「きぼう」ツアー
- 「きぼう」日本実験棟