平成20年度「宇宙の日」筑波宇宙センター特別公開
最終更新日:2008年10月29日
筑波宇宙センター特別公開の様子
2008年10月25日(土)、「宇宙に一直線!“きぼう”に向けてつくばから」をキャッチフレーズに、平成20年度「宇宙の日」筑波宇宙センター(TKSC)特別公開が行われ、8,282名の皆様にご来場いただきました。
特別公開では、ヒューストンからの生中継による星出彰彦宇宙飛行士の講演会や、今年8月から実験が開始された「きぼう」日本実験棟について、JAXA職員による4つの講演会が行われたほか、最新の活動・プロジェクト内容などの紹介、また、普段は見ることのできない「きぼう」運用管制室、実験運用管制室の公開も行われました。
そのほか、TKSC内の各所では、宇宙服のレプリカの着ぐるみとともに、モザイクポスター作成用の記念撮影も行われました。
JAXA職員による講演会(広報・情報棟)
広報・情報棟では、JAXA職員による講演会が行われました。「きぼう」をテーマとした講演では、「きぼう」と地上管制官、ロボットアーム運用、「きぼう」での実験、「きぼう」の利用についての4講演を行いました。
「きぼう」のロボットアーム運用についての講演
「きぼう」での実験についての講演
宇宙ステーション運用棟
「きぼう」運用管制チームによる実運用が行われている「きぼう」運用管制室や、「きぼう」での実験運用を行う「きぼう」実験運用管制室が公開され、多くの方が見学に訪れました。
「きぼう」運用管制室の見学
「きぼう」実験運用管制室の見学
宇宙ステーション運用棟入り口付近の様子
宇宙実験棟
「星出宇宙飛行士に聞いてみよう!」と題し、米国ヒューストンからの生中継による星出宇宙飛行士の講演を行いました。1Jミッションの紹介映像の後、スクリーンに映し出された星出宇宙飛行士に対し、会場の子供たちからたくさんの質問がよせられました。
また、無重量や真空などについて実験やクイズ、手品を交えて紹介するおなじみの宇宙実験ショーのほか、2009年2月からISSに長期滞在を行う若田宇宙飛行士が持参する予定の「宇宙日本食」の解説なども行いました。そのほか、ISS・きぼうウィークリーニュース登録キャンペーンのコーナーも設けました。
講演会会場の様子
質問に答える星出宇宙飛行士
宇宙食の紹介
「宇宙実験室の特別大公開」では、実験の体験コーナーを設けたほか、宇宙環境を利用した工作の実演などを行いました。また、「きぼう」の実験装置やISSにおける実験プロジェクトの成果について紹介しました。
タンパク質結晶化実験コーナー
会場の様子
宇宙ステーション試験棟
「きぼう」日本実験棟と、2009年度打上げ目標の宇宙ステーション補給機(H-II Transfer Vehicle: HTV)のエンジニアリングモデル(実物とほぼ同じ構造の試験用モデル)を公開しました。また、「きぼう」やHTVについて、模型を使って解説を行いました。
「きぼう」、HTVの見学
HTVの解説