| 日本の提供する実験装置の概要
| NASA等の提供する実験装置 |
ニューロラブ計画に、日本は以下の実験装置を提供します。
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日本の提供する実験装置
の外観 |
日本が提供する実験装置は、第1次材料実験(FMPT)で開発された前庭機能実験装置及び第2次国際微小重力実験室(IML−2)で開発された水棲生物飼育装置を改良した海水型水棲動物実験装置です。
本装置は、生物試料を海水中で長期間飼育すると共に、試料からの神経活動電位、加速度のデータを無線により、試料から装置へ伝送し、データを処理、連続記録、ダウンリンクする機能を有します。 海水型水棲動物実験装置は、海水型前庭機能実験装置(VFEU)及び神経活動電位計測装置(NDAS)より構成されます。 |
(1)海水型前庭機能実験装置(VFEU)
本装置は、海洋生物の微小重力実験に用いるもので、微小重力環境下で試料を飼育し、神経系の実験を行う機能を有します。
(主な仕様)
(a) |
生物試料収納水槽 |
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: |
フィッシュパッケージ水槽
内容量 約4l/式 |
(b) |
生命維持機能 |
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生命維持期間 |
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: |
26日以上 |
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水質制御 |
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: |
活性炭、珊瑚砂、硝化菌付きガラスビーズによる水質維持 |
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温度制御 |
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: |
10〜25℃(本実験では14±1℃) |
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酸素供給 |
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: |
人工肺によるキャビンエアとのガス交換 |
(c) |
装置寸法 |
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: |
483W×606D×444H(mm) |
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/重量 |
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: |
約77kg |
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海水型前庭機能実験装置
(VFEU) |
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(2)神経活動電位計測装置(NDAS)
本装置は、生物試料の神経活動電位、加速度等の信号を計測、増幅し、無線にてデータを伝送し、処理、連続記録、地上へダウンリンクする機能を有します。また、試料に取り付けられる発信器への電源供給も無線で行っており、試料を無拘束にて、データを計測できる装置です。
NDASの主な構成品は、以下の通りです。 |
(a) |
データインタフェースユニット(DIU) |
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機能 |
: |
データ処理 |
寸法/重量 |
: |
483W×321D×266H(mm),約17kg |
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NDASデータインター
フェイスユニット(DIU) |
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(b) |
データレコーダ(DR) |
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機能 |
: |
データ記録 |
寸法/重量 |
: |
483W×321D×266H(mm),約19kg |
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NDASデータレコーダ
(DR) |
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(c) |
受信器(Rx) |
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機能 |
: |
データの受信 |
寸法/重量 |
: |
φ40×9L(mm),約9g |
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(d) |
発信器(Tx) |
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機能 |
: |
データの伝送 |
寸法/重量 |
: |
29W×51D×18H(mm),約47g |
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NDAS発信器
(Tx) |
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(e) |
誘導コイル部 |
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機能 |
: |
Txへの電力供給 |
寸法/重量 |
: |
φ120×250L(mm),約291g |
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Last Updated : 1998. 4. 8
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