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STS-107 NASAステータスレポート #22

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ミッションコントロールセンター
2003年 2月 4日(火) 午後 8時00分(米国中部標準時間)
2003年 2月 5日(水) 午前11時00分(日本時間)

 

NASAがコロンビア号の宇宙飛行士へ賞賛の敬意を払うため、作業を一時中断している間に、NASAは、先週土曜日(2月1日)の着陸16分前の分解の原因調査のためのデータ解析、およびスペースシャトルの破片の回収について「大きな前進」があったと報じました。

ブッシュ大統領夫妻はコロンビア号の宇宙飛行士、リック・ハズバンド、ウィリアム・マッコール、デイビッド・ブラウン、カルパナ・チャウラ、マイケル・アンダーソン、ローレル・クラーク、イラン・ラモーンらの追悼セレモニーが行われたジョンソン宇宙センターでオキーフ長官と合流しました。ブッシュ大統領は、「アメリカは、宇宙開発に大きな貢献を果たしたこのような勇敢な飛行士を有するという、神の祝福を受けた。今NASAは、試練に直面しているが、アメリカの宇宙開発は今後も続く。」と語りました。

午後の会見で、NASA国際宇宙ステーション(ISS)およびスペースシャトル飛行局次長であるマイケル・コステルニク氏は、いくつかのエンジニアリングチームが、広範囲にわたる解析データを基にコロンビア号の最後の瞬間の機体状態を再現するため、24時間体制で作業を続けていると語りました。

コステルニク氏は、退役海軍大将であるハロルド・ゲーマンが指揮するコロンビア号の事故調査委員会は、スペースシャトルの破片と遺体の回収について調整されているルイジアナ州のバークスデール空軍基地に設置されていると語りました。

コステルニク氏は、コロンビア号のメインエンジンと見られるものを含む大きくて深く突き刺さっている破片がルイジアナ州で発見されたことを報告しました。また、コステルニク氏は破片が見つかったと報じられているカリフォルニア州とアリゾナ州にも調査チームを派遣したことも明らかにしました。コステルニク氏は西部から最も西に離れた地域から回収された破片が、コロンビア号分解の初期段階の情報を含む重要なものである可能性が高いことを明らかにしました。

米国東部標準時間2月4日午前9時:49分(日本時間2月4日午後11時49分)、ロシアのプログレス補給船が、ISSとのドッキングに成功し、ISSの第6次長期滞在クルー(コマンダーのケネス・バウアーソックス、フライトエンジニアのニコライ・ブダーリン、NASAのISSサイエンスオフィサーのドナルド・ペティット)らへ、約900kgの食料、燃料などの補給物資を供給することに成功しました。コステルニク氏によると、プログレス補給船は、ISSの滞在クルーが最短でも6月後半までは運用を継続できるだけの十分な物資の補給を行ったということです。

バウアーソックス、ブダーリン、ペティットの3人の宇宙飛行士は、本日午後、ISSとプログレス補給船間のハッチを開けました。補給物資の荷下ろしは、2月5日に開始される予定です。

コステルニク氏は、ISSの今年の残り期間の緊急時の計画について尋ねられると、軌道上に人間を滞在し続けるためのあらゆるオプションについて、シャトルフライトの一次的凍結を前提とし、検討中であると語りました。次のシャトルフライトとして予定されていた3月のアトランティス号の打上げでは、ISSへ第7次長期滞在クルーを送り、現在の長期滞在クルーと交代させる予定でした。

2月5日水曜日には、STS-107の事故対応ブリーフィングが2回行われ、NASAの各センターで記者からの質疑応答に答える形で、NASA TVで放映する予定です。最初のブリーフィングは、ワシントンのNASA本部で同2月5日午前11時30分(日本時間2月6日午前1時30分)、2回目は、スペースシャトル・プログラムマネージャのロン・ディトモアがジョンソン宇宙センター(JSC)から参加する形で同午後4時30分(同午前6時30分)にそれぞれ予定されています。

ステータスレポートは何か進展のあった時点で発行する予定です。

NASA TVは、AMC-2衛星、中継器9C、西経85度、垂直偏波3880MHz、音声6.8MHzで見ることができます。

 

出典:http://spaceflight.nasa.gov/spacenews/reports/sts-107/sts-107-22.html

*併記の無い限り日時はすべて米国日時とします。

 

最終更新日:2003年 2月20日

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