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STS-107 事故調査ステータスレポート #07

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NASAジョンソン宇宙センター(JSC)
2003年 2月20日(木) 午後 6時00分(米国中部標準時間)
2003年 2月21日(金) 午前 9時00分(日本時間)

 

調査者はネバダ州のCaliente地域を捜索しています。2月1日にカリフォルニア州とネバダ州の上空をコロンビア号が降下していた初期の頃に剥がれ落ちたものが航空管制レーダによって捕捉されており、スペースシャトル「コロンビア号」の破片と思われるものが、そこに落ちている可能性があるからです。

NASAに提供されたコロンビア号の再突入時のビデオ画像が、画像、軌道、弾道学の専門家によって解析されました。その解析の結果は、国立輸送安全委員会(NTSB)に提出され、委員が、コロンビア号が降下している時間帯の該当地域内の航空管制レーダの画像を確認しました。確認の結果、これは地上に落ちるコロンビア号の破片のひとつをレーダが捕捉したものと思われます。この結果、ネバダ州とユタ州の州境の近くのCaliente地区の捜索が、民間航空パトロール(Civil Air Patrol: CAP)の器材を使って行われています。新たな手段を用いた捜索も行われる可能性があります。

コロンビア号から米国の南西部上空で剥がれ落ちたと思われるその他の破片が落下した可能性のある地域を絞り込む同じような作業が続けられています。しかし、他に調査が必要な地区は、まだ識別されていません。

約25,000ポンド(約11,325kg)のコロンビア号の破片が現在フロリダ州のNASAケネディ宇宙センター(KSC)に運ばれています。これは軌道から離脱した時のオービタの重量のおよそ11%に相当します。約5,600個のコロンビア号の部品が現在KSCに運ばれています。

コロンビア号の破片の捜索はテキサス州およびルイジアナ州で続けられています。これまでのところ、テキサス州フォートワース近郊のグランバリーより西では、コロンビア号のものであると確認された破片は発見されていません。

森林業務者によると、2月21日までには、2,100人以上の捜索者が地域に出るはずです。彼らは、テキサス州コーシカナ、ナカドチェス、ヘムフィル、パレスティンをベースとする100以上のチームの内のひとつです。2月20日の捜索は、悪天候に阻まれました。捜索は、春になって植物が茂り出して破片の発見がより困難になる前に行えるように増強される予定です。

NASAのショーン・オキーフ長官は、本日、コロンビア号の事故原因または、有望な原因が発見され、対処されるまでは、次のスペースシャトルを打ち上げるつもりは無いことを再び強調しました。

ミシシッピー州のステニス宇宙センターからの記者会見でオキーフ長官は記者に、NASAは安全については全く妥協することは無いであろうと語りました。「我々のしてきたことの何かが我々のやり方を変えるきっかけとなることはあるかもしれないが、私に知らされていないものが提案されることは決してない。」その場でオキーフ長官は語りました。

NASAの立場からは、コロンビア号の事故の原因に関するそれらしい理論はまだ存在していません。「全ては審議中である。」オキーフ長官は記者の質問に答えてこう語りました。

NASAについてのより詳しい情報は、www.nasa.govをご覧下さい。

 

出典:http://spaceflight.nasa.gov/spacenews/reports/nmrs/nmrs-07.html

*併記の無い限り日時はすべて米国日時とします。

 

最終更新日:2003年 2月21日

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