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STS-107 事故調査ステータスレポート #05

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NASAジョンソン宇宙センター(JSC)
2003年 2月15日(土) 午後 2時00分(米国中部標準時間)
2003年 2月16日(日) 午前 5時00分(日本時間)

 

スペースシャトル「コロンビア号」に搭載されていた姿勢制御ジェットがさらにふたつ、コロンビア号との通信途絶後に噴射されていたことが、通信途絶後に送られてきたデータの解析から分かりました。ヨー軸を制御する他のふたつの姿勢制御ジェットがその前に噴射していたことはすでに分かっていましたが、解析によると3つめと4つめのヨー軸制御ジェットも、機体の制御を維持するために噴射していました。

コロンビア号に搭載されていた5つの汎用コンピュータ(General Purpose Computers:GPC)のうちのひとつが、NASAケネディ宇宙センター(KSC)に輸送された破片の中から見つかりました。このGPCは損傷が激しく、バッテリーはなくなっていました。GPCにはハードディスクが装備されていないため、調査チームはここからさらに情報を引き出せる希望はほとんどないと考えています。

コロンビア号のメインエンジンのターボポンプ1基が、ルイジアナ州フォートポークからほど遠くない場所で回収されました。このポンプは地表から約14フィート(約4m)の位置に埋まっていました。

破片落下地域の西側の境界線は、2月15日早くの時点で、依然としてテキサス州フォート・ワースのちょうど西側のままです。調査チームは、西はカリフォルニア州におよぶ地域で報告のあった破片を引き続き調査しました。破片の捜索は、衝撃波や衝突音があったという報告に基づいて、アルバカーキのちょうど西側、サンディア山脈で行われています。

コロンビア号事故調査委員会(Columbia Accident Investigation Board:CAIB)のハロルド・ゲーマン委員長は、本日、前空軍書記官のSheila Widnallを委員として任命することを発表しました。Widnall博士はマサチューセッツ工科大学の教授です。米国中部標準時間2月18日午後2時(日本時間2月19日午前5時)に、ヒューストンのNASAジョンソン宇宙センター(JSC)にて、ゲーマン委員長と数人の委員による会見が行われる予定です。

委員会のメンバーは、本日、ニューオーリンズ近郊のミシューにあるスペースシャトルの外部燃料タンクの組立工場を訪問しました。委員は2月15日夜にヒューストンへ戻る予定です。

NASAについてのより詳しい情報は、www.nasa.govをご覧下さい。

 

出典:http://spaceflight.nasa.gov/spacenews/reports/nmrs/nmrs-05.html

*併記の無い限り日時はすべて米国日時とします。

 

最終更新日:2003年 2月17日

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